東京・秋葉原発の人気アイドルグループ「AKB48」の宮沢佐江(19)が、待望のファースト写真集「彼女」(講談社、4200円)を出版した。5日には東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で握手会が開かれるが、握手会の参加者全員に後日、宮沢本人からお礼の電話があるという特典が付いている。講談社宣伝企画部によると、こうした取り組みは出版業界では初めてだという。
この写真集は、世界遺産のアンコールワットやプノンペンの街などすべてのカットがカンボジアで撮影された。写真集が作られていく様子をたどった長さ60分のDVDも付いており、AKB48ファンにはたまらない一冊に仕上がっている。
同部によると、握手会に参加すると6日以降、宮沢本人から電話がかかり、原則として携帯電話の留守番電話に「○○さん、ありがとうございました」といったメッセージが吹き込まれる形になる。宮沢は1日に30〜50人のペースで電話をかけ、9月中に約1000人にメッセージを届ける予定だという。
同部は「ファンとの距離を近付けるいいチャンス。多くのファンに購入してもらいたい」と、今回の仕掛けをきっかけに新たなファンが開拓されることを願っている。