2009年8月25日11時34分
オートバックスセブン(9832)が、主力の大阪市場で40円高の3400円と変わらずを挟んで4日続伸、90円高の3450円と買われ、6月18日につけた年初来高値3610円に挑戦の動き。「6月に買われた時は自動車業界が良くなりそうだというムードが先行した。現在は、7月の既存店売上が4.2%増となるなど好調が現実味を帯びている。これから発表される8月も“お盆効果”で良い数字が期待できる」(中堅証券)。同社は自動車用品店の国内最大手。カー用品の中でも、最近は簡易携帯トイレなどが売れているという。4〜6月期では営業利益20億8500万円(前年同期1800万円)のすばらしい成績。今3月期の営業利益は76.8%増の90億円の見通しだが、予想を上回る可能性は極めて高くなっている。発表されている予想1株利益は152.2円でPERは22倍程度と割高感はない。民主党新政権見通しから、高速道路の完全無力政策を好感しているが、ただ、「あまりにも混雑が目立つため無料化を修正することが無しとは言い切れない」と慎重な見方をする向きもある。