西日本鉄道(福岡市)は1日、福岡県内の西鉄三国が丘駅(小郡市)と同筑紫駅(筑紫野市)を結ぶ、西鉄グループの路線バス「希(のぞ)みが丘線」を廃止した。また高速バス路線のうち、福岡‐小倉など計8路線で、毎日計23-28往復減便するダイヤ改正も行った。
高速道路料金の「1000円高速」割引の影響で、赤字の路線バス事業を支える格好となっている、黒字の高速バス事業の収支が悪化。このため西鉄は「希みが丘線」のような赤字路線の運行見直しを急ぐ。9月中にも路線バスを減便する新ダイヤを策定する方針で、日常生活への影響は必至だ。
=2009/09/01付 西日本新聞夕刊=