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【裁判員3例目(1)】初の性犯罪審理 「被害者の名は口にしないで」裁判長が強く念押し 女性裁判員は1人だけ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《全国で3例目、そして初めて性犯罪事件を審理する裁判員裁判が2日、青森地裁(小川賢司裁判長)で始まった。裁かれるのは、2人の女性に対する強盗強姦を含めた4つの罪に問われている住所不定、無職、田嶋靖広被告(22)だ》
《公判が行われるのは青森地裁2階の第1号法廷。午前10時1分、田島被告が入廷してきた。白のストライプが入ったグレーのスーツに、やはりストライプが入った白いシャツ姿。傍聴席から向かって右側に座っていた弁護人の隣に並んで座った》
《初公判の最初の注目点は、選ばれた6人の裁判員の男女比だ。もし、女性が裁判員に選ばれていたら、卑劣な性犯罪をどうとらえるのだろうか》
《まもなく、小川裁判長を先頭に、男女計2人の裁判官、6人の裁判員、3人の補充裁判員が入廷してきた》
《注目の裁判員席に座ったのは、向かって左から、男性、男性、男性。裁判長と裁判官をはさみ、男性、女性、男性。男女比は5対1だった。裁判員の後方に座る補充裁判員は、左から男性、女性、女性。こちらの男女比は1対2だ》
裁判長「それでは、開廷することにいたします。被告は証言台に出て、立ってください」
《この日はまず午前中に、起訴状の朗読、被告の罪状認否、検察・弁護側双方の冒頭陳述を経て書証の取り調べが行われることになっている。午後は被告人質問を実施、その後書証の取り調べがあり、再び被告人質問が行われて終了する。予定では、裁判員に過度の負担がかからないよう配慮され、1時間弱の審理ごとに10〜15分程度の休憩をはさむ》
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