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また阪神に負け越し…巨人のマジック消滅

<神・巨>好機で1点が奪えず腕を組んで渋い表情の原監督
<神・巨>好機で1点が奪えず腕を組んで渋い表情の原監督
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 【巨人1−3阪神】巨人のマジックが消えた。30日、阪神投手陣相手に自慢の強力打線が封じられて1―3で敗れた。リーグ打率トップのアレックス・ラミレス外野手(34)が、プロ野球新記録となる8年連続シーズン150安打を記録するなど好機をつくりながらあと1本が出ず。Bクラスの阪神相手に4カード続けて負け越しとなり、「25」が点灯していた優勝マジックも消滅してしまった。 【巨人グッズ  試合結果

 試合終了の瞬間、原監督は虎党の大歓声から逃れるようにグラウンドに背を向けた。阪神に4カード連続負け越し。優勝マジック消滅に「打線が淡泊だった。つながらなかった。マジックが消滅?そんなこと知らないもん」と指揮官は苦笑した。

 初回の攻撃から流れを逸した。先頭の坂本が中前打もけん制に飛び出して盗塁死。その後に小笠原、ラミレスに連打が出るちぐはぐさに、原監督も「慌てる場面ではなかった」と渋い表情で振り返った。打線は6回まで下柳に7安打を浴びせながら2回、脇谷の内野ゴロの間に挙げた1点だけ。6回2失点と力投した先発・高橋尚も見殺しにした。

 深刻なのが5番・亀井の不振だ。8月上旬は5本のV打を量産するなど、チームメートから「神様」ならぬ「亀様」と称されていたが、この日の4打席も含めてこれで28打席連続無安打。前日は鋭いライナーも放っていたが、この試合は全くタイミングが合わなかった。8回、アッチソンの前にわずか4球で空振り三振に倒れた際は打席で数秒間うなだれるシーンもあった。伊原ヘッドコーチは「亀井は5番でずっとやってきたんだから」と打順降格は否定したが、4番・ラミレスが6試合連続でマルチ安打をマーク。それだけに後ろを打つ亀井の不振が際立っており、爆発的な得点力も見込めない。

 守っても1点ビハインドの8回1死三塁、新井の浅い左飛で、ラミレスが三塁走者・鳥谷の生還を許した。台風11号の影響で上空は風が舞っていたとはいえ、最後はバックステップする無理な体勢で捕球していては本塁タッチアウトは望めない。中堅・亀井も落下地点に入っていただけに、吉村野手総合コーチは「風があって難しい打球だった。もう少し打球が左中間寄りなら亀井に任せられたんだけどね」と決定的な3失点目を喫した場面を振り返った。

 8月は17勝7敗1分け。だが阪神はCSで対戦する可能性もあるだけに、4カード連続負け越しは相手に“勢い”を与えてしまう。27日に点灯した優勝マジックはわずか3日で消滅した。2位・中日とは4ゲーム差でラストスパート。優位に立っていることに変わりはないが、引き締めは必要だ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年08月31日 ]

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