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性犯罪初の裁判員裁判開廷 被害者に配慮、匿名に(2/2ページ)

2009年9月2日15時4分

図:  

 一方で、裁判官と裁判員に対しては、四つの事件の内容について書かれた資料を配布した。強盗強姦事件で被告が犯行直前に被害者と交わしたやりとりの内容については、読み上げたり画面に示したりはせず、「お手元の資料をご覧下さい」と呼びかけた。

 資料に目を走らせた裁判員は、一様に厳しい表情に。女性裁判員は、口元を引き締めた表情で被告を見つめ、検察官の言葉にうなずいていた。

 証拠調べの手続きに入ると、検察官は「できるだけ長く刑務所に入れる厳しい処罰を」とする被害者の供述調書を読み上げた。犯行の一部については朗読が省略され、検察官が「後ほど写しをお配りします」と説明した。大型モニターには証拠の一覧表が映されたが、その後、検察官が「被害者のプライバシーに配慮するため、電源を切ってください」と求め、何も映されなくなった。犯行の様子を再現した写真や被害者の部屋の見取り図などは、裁判員の手元の小型モニターに映し出された。一目見たあとに目をつむり考え込む裁判員もいた。

 2日午後は被告人質問が始まる。3日午後には被害者が「ビデオリンク方式」により、別室から意見を述べたうえで結審。4日午後に判決が言い渡される予定だ。(石川瀬里、有近隆史)

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