8月新車販売、13か月ぶりプラス-エコカー減税などが貢献

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• トヨタ自動車のハイブリッド車。都内ショールームにて。2009年7月16日(ロイター)

　日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日に発表した8月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比2.3%増の19万8,265台となり、昨年7月以来、13か月ぶりに前年実績を上回った。エコカー減税や新車買い替え補助金制度が販売増に貢献した。

　項目別にみると、トヨタ自動車<7203>のハイブリッド(HV)車「プリウス」などを含む普通乗用車は前年同月比16.9%増の大幅増加を記録した。また乗用車全体でも同8.2%増となった。

　一方、トラックなど普通貨物車は前年同月比41%減の大幅減。エコカー減税のあおりを受けた形となった。

　メーカー別では、トヨタ自動車が同9.0%増、HV車「インサイト」を販売中のホンダ<7267>が同13.4%増と好調だった。しかし有力な環境対応車のない他社は同減少という結果になった。

　しかしエコカー減税や新車買い替え補助は時限措置であるため、業界では同制度終了後に自動車需要が減少するとの懸念も高まっているという。