ここから本文です

“のりピー育ての親”相澤会長辞任…サンミュージックけじめ人事

9月2日8時0分配信 スポーツ報知

 女優の酒井法子被告(38)が覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴された事件で、元所属事務所「サンミュージック」の創業者である相澤秀禎会長(79)が管理責任を取って辞任したことが1日、分かった。同日の役員会で決まった。今後は代表権のない相談役に退く。相澤正久社長(60)の副社長降格も決まった。後任は未定という。同社は看板タレントの逮捕、解雇というショックを乗り越え、新体制で再出発する。

 関係者によると、この日朝、秀禎氏が「法子を解雇したが、我々も反省しなければいけない。自分は会長職を辞任する」との意向を正久氏に伝え、賛同した正久氏も降格を決意。午後1時からの緊急役員会で認められ、「みんなで一からサンミュージックを立て直していこう」という意見で一致したという。

 同事務所は8月28日に、酒井被告の起訴を受け、解雇を発表。正久氏は会見で事務所の管理責任を認めていた。秀禎氏は会見以降、会長辞任のタイミングを考えていたようだ。

 秀禎氏は1968年にサンミュージックを設立。森田健作、桜田淳子、松田聖子、安達祐実、ベッキーらを世に送り出した。酒井被告も14歳のデビュー時から面倒を見て、家に下宿させた時期もある。今回、創業41年で初の所属タレントの逮捕、解雇という不祥事に、「会社の顔」である創業者自ら代表権を捨てることでけじめをつけた。秀禎、正久両氏は04年12月からそれぞれ会長、社長に就任していた。

 世間の信用を回復するまで後任の社長は置かず、期間は「半年や1年のレベルではない」(関係者)という。引き続き正久氏が先頭に立ち、酒井被告の関係先への“おわび行脚”を続けるが、給料は大幅に減額となる。ほかの役員は減俸処分の見通しという。

 酒井被告に対し、改めて「自分がやったことをどう償っていくのか、どう頑張っていくのか考えてほしい。子供のためにも」と更生を願った正久氏。管理責任が問われたが、関係者によると同被告の東京・南青山の自宅マンションはマネジャーでも玄関前で待たされ、中に入ることはできなかったという。

 酒井被告の逮捕後、同事務所は「危機管理委員会」を設置。役員ら10人がメンバーとなり、薬物だけでなく、未成年の飲酒や喫煙などもないように、現在、現場の意見を集めているという。

 【関連記事】
酒井法子被告出演の「審理」再公開求め署名
酒井被告長男の校長、全面バックアップ!
酒井被告も数億CM違約金を負担
のりピー“裁判漬け”も…離婚調停不発なら覚醒剤とダブル
酒井法子 覚せい剤取締法 サンミュージック を調べる

最終更新:9月2日8時0分

スポーツ報知

 

酒井法子

歌手・アーティスト女優 酒井法子(サカイノリコ)
誕生日:1971年 2月14日
星座:みずがめ座
出身地:福岡
血液型:B

主なニュースサイトで 酒井法子 の記事を読む

ブログパーツ

エンターテインメントトピックス

主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。