首都圏放送センター

2009年9月2日 8時59分更新

酒気帯び乗務で市交通局に警告


川崎市交通局の49歳の運転手がアルコール検査を受けずに酒気帯びの状態で乗務についていたうえ、この運転手が所属する営業所が運転前の指導を適切に行っていなかったとして、関東運輸局は川崎市交通局に対し、文書で警告しました。

川崎市交通局では、ことし3月、井田営業所の49歳の男性運転手がアルコールの検査を受けずに、3時間にわたって酒気帯びの状態でバスを運転し、運行を管理する職員も検査が行われていないことに気づいていたのに、バスの運行を優先して、そのまま業務につかせていたことが明らかになりました。
これを受けて関東運輸局がこの営業所の監査を行ったところ、対象になった1か月半の中で、点呼やアルコール検査などの運転前の記録に記入漏れが2件見つかったということです。
関東運輸局は運転手への適切な指導と監督を怠っていたとして、川崎市交通局に対し、文書で警告しました。
川崎市交通局では先月もバスの運転手が酒気帯びの状態で出勤していたということで、川崎市交通局は「利用客や市民にお詫びします。処分を厳粛に受け止め、安全の確保に向けた取り組みを着実に進めます」と話しています。