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五百円硬貨の変色、「運搬袋の接着剤が原因」 イオウが作用

9月1日22時16分配信 産経新聞

 新造された五百円硬貨が運搬後に変色していた問題で、造幣局と日本銀行は1日、運搬用の袋に使用していた接着剤が原因だったと発表した。接着剤に含まれるイオウ成分が硬貨の銅に作用したとみられるという。袋を調達した日銀は「袋の仕様を変えるなど対処したい」としている。

 日銀などによると、硬貨の変色部分から硫化物が見つかり、運搬用袋の底部に使用した接着剤からもイオウを検出した。この袋は今年5月に新たに納入されたものだった。

 変色硬貨は8月31日時点で、日銀の大阪や神戸、広島などの支店で五百円が約4900枚、十円が約500枚見つかっている。原因の袋の使用は取りやめているが、すでに硬貨を詰めているものもあり、今後も発見される可能性はあるという。

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最終更新:9月1日22時16分

産経新聞

 
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