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<変色硬貨>新品500円が赤茶色に 運送袋の接着剤が原因

9月1日19時47分配信 毎日新聞

 赤茶色に変色した新品の500円硬貨が神奈川、長野両県の金融機関で大量に見つかった問題があり、日銀と造幣局(大阪市北区)は1日、硬貨運送用布袋の接着剤の硫黄成分が硬貨に触れ、化学反応を起こしたのが原因だったと発表した。布袋は日銀が入札で発注し、国内メーカーが約8万袋を製造したが、現在は使っていないという。日銀は「接着剤の使用は想定外。発注の仕様書を改めるなどしたい」と話している。

 日銀などによると、接着剤は布袋(縦約57センチ、横約24センチ)外側の底部の縫合部分に使用され、内部に染み出たとみられる。変色硬貨は宮城、新潟、大阪、兵庫、広島、山口、沖縄の7府県(8月31日現在)の金融機関でも見つかり、約500枚の10円硬貨を含め計約5400枚。いずれも市場には流通していないとみられる。すべて造幣局が回収し、溶解して硬貨の製造原料にする。【小林慎】

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最終更新:9月1日19時57分

毎日新聞

 

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