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陸自情報漏えい、トップの陸幕長も「被害者」

9月2日3時14分配信 読売新聞

 陸上自衛隊員14万人とその家族の個人情報を売却したとして、自衛隊鹿児島地方協力本部(鹿児島市)の1等陸尉、徳永安成容疑者(46)が行政機関個人情報保護法違反の疑いで逮捕された事件で、流出していたのは陸自のほぼ全隊員の個人情報で、トップの火箱芳文・陸上幕僚長(58)も含まれていたことが分かった。

 徳永容疑者は陸自警務隊の調べに、「(個人情報は)東京に本社のある不動産業者に郵送し、報酬100万円を受け取った」などと供述。「住宅ローンで数千万円の借金があった」と話しており、動機を追及している。警務隊は1日、徳永容疑者を同法違反の疑いで鹿児島地検に送検した。

 また、徳永容疑者が不動産業者に情報を提供したとされる昨年11月以降、多くの陸自隊員の自宅にマンション購入の勧誘電話が相次いでいることが防衛省の調べで分かった。同省によると、不動産業者は、隊員の階級、所属を把握していた様子だったといい、事件との関連を調べている。

最終更新:9月2日3時14分

読売新聞

 

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