米Kotaku記者は走馬灯を見た。『Diablo III』Witch Doctor体験レポート。
掲載日時:2009.09.01 13:00
米Kotakuブライアン記者がWitch Doctorをプレイしたレポートを書いてくれ...たつもりなんでしょうか。なぜか話がちょっと違う方向にすすんでいますよ。どうやらゲームをプレイするうちに昔の思い出で一杯になってしまったようです。以下ブライアン記者のレポート(のようなもの)です。
先週Gamescomで『Diablo III』をちょっとプレイして、最初は爽快感があったんだけど、考えさせられたんだ。いったいBlizzardのこのフランチャイズの何がボクを夢中にさせるんだろうってね。
Blizzardによると、Witch Doctorクラスは、敵に対して「恐ろしいほどの正確さで、エリクサーと火薬を用い、火、爆発、毒性を持つ精霊などを放ち、その心と体を襲う」んだって。それと、このクラスは「敵の肉を引き裂く」アンデッドクリーチャーを召喚することができるんだ。
Torojan奥地のジャングルから来たこのダークシャーマン達、そんな彼らの部族には、ファンシーな名前が付いてるみたい。「Clan of the Seven Stones(7つ石のクラン)」、「Tribe of the Five Hills(5つの丘の部族)」、といった感じだそうだよ。彼らは文明と能力の力とするべく人間を生贄にする。だから彼らは定期的に名誉のための戦闘を行い、生贄に必要な材料を集めるんだってさ。彼らの部族は、このベールのかかった現実世界の中で生きるもの全てに生命力を授けてくれた神々を信仰しているそうだ。
彼らのバックグラウンドストーリー、文化の起源、彼らの抗争...これらの詳細な設定がWitch Doctorというクラスの生きる様をボクらにイメージさせているね。
でもさ、実際ゲームが始まってみるとそんなことんかどうでもよくなって楽しくクリック、クリック。何も考えずにただクリックをしていくだけになっちゃうんだ。バックグラウンドストーリーや名誉の戦い、生命力で動くベールのかかった現実世界、そんな設定どこへやら。マウスのクリック音と、時々引きつったようにキーボードを叩く指の動きの間に消え去っちゃう。
そしてボクは思ったんだけど、一体全体『Diablo III』の魅力ってなんだろう? 郷愁? ゲームデザイン? 『Diablo III』が悪いゲームだといってるわけじゃないよ。イイゲームさ。でも、ボクはゲームを始めた途端にゲームにのめりこんでしまった。あの8年前みたいに。数分としないうちにボクはWitch Doctorを戦いの真っ只中に...初めてのはずだが不思議と馴染み深く感じる敵との戦闘を楽しんでいたんだ。
Witch Doctorには直接攻撃スペル、例えば骸骨ベースのFire Bombみたいなものがたくさんある。でもボクのお気に入りはゾンビ犬召喚の能力だね。ボクのWitch Doctorの周りを歩き回りながら襲うべき敵が現れるのを待ってるんだ。敵を恐怖させる能力も楽しかった。Witch Doctorはでかすぎるお面を被って、それを見た近くの敵は怖がって逃げていくんだ。敵に押されぎみのときなんかにいいスキルだね。
もちろん、ほんのちょっとしかプレイする時間は無かったけど、でもその短時間でボクが得た経験は『Diablo』、『Diablo II』、『Diablo II: Lord of Destruction』での経験の記憶とさして変わらなかった。ボクは『Diablo III』でもこれまでのシリーズと同じように絶え間なくクリックをし続け、時折キーボードを叩いていた。
ゲームプレイの技術的部分とグラフィックは成果を上げているけれども、ゲームをプレイしていて感じる至福感とは反目している様に感じる。なんでだろう?
ボクにとってはこれは、『Diablo III』が注意深く、巧みにボクの『Diablo』シリーズの楽しかった思い出を呼び覚ましてくれたからだと思う。今回『Diablo III』をプレイしたことで、夜遅く『Diablo II』をプレイしたあの日々 -まだ僕の息子が生まれたばかりで、食事をあげて、オムツを替える合間のプレイ- を思い起こさせてくれた。それはまた、大学を出たばかりで州から州へ渡り歩きながら夜な夜な見知らぬ町でプレイした『Diablo』と拡張パック『Hellfire』をも思い起こさせてくれるんだ。
ボクが思うにこの『Diablo III』の楽しさって言うのはこの反復作業的なゲームそのものよりも蘇る昔の思い出っていうことなんじゃないかな。そこでこの疑問が出てくるんだけど、昔の『Diablo』シリーズを知らないゲーマー達は本作をどう思うんだろう?
以上、『Diablo III』に走馬灯を見たブライアン記者でした。ブライアン記者大丈夫でしょうか? これってつまり『水戸黄門』を毎週見る感覚っていうことですかね? とはいってもこれまでの『Diablo』シリーズ同様期待を裏切らない中毒性のあるゲームプレイがあったうえでの郷愁ですよね。肝心のWitch Doctorプレイの説明が少なくて残念ですが、中毒性は高いとの事なので、あの過ぎ去りし日々の様な徹夜プレイは覚悟の上で待っていましょう。
Brian Crecente(原文/abcxyz)
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掲載日時:2009.09.01 13:00
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