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【裁判員裁判】選任手続きを分離、6人を選任 青森強盗強姦事件
初めて性犯罪事件を審理する全国3件目の裁判員裁判の裁判員選任手続きが1日、青森地裁(小川賢司裁判長)であり、6人の裁判員と3人の補充裁判員が抽選で決まった。公判は2日から4日まで。裁判員の選任手続きと初公判の期日を分離したのは初めて。
審理の対象となるのは強盗強姦罪などに問われた住所不定、無職、田嶋靖広被告(22)。田嶋被告は2人の女性に対する強盗強姦罪など4つの事件で起訴されている。
今回、裁判員候補者のうち抽選で呼び出し状が送付されたのは73人で、うち重要な仕事を抱えているなどの理由で事前に辞退が認められた33人は呼び出しを免除され、1人には呼び出し状が到達しなかった。
このため39人に出席義務があったが、5人は裁判所を訪れなかった。今回の出席率は約87%で、8月に行われた東京地裁の約96%、さいたま地裁の約93%を下回った。
また、青森地検は選任手続きの前に、被害者2人に候補者の名簿を示し、知人がいないかなどを確認したという。
2日の公判では起訴状の朗読や検察・弁護側双方の冒頭陳述、被告人質問などが行われる。3日も被告人質問が続くほか、ビデオリンク方式を使用して、被害者が法廷とは別室から映像と音声で意見陳述を行う。
4日午後3時半に判決が言い渡される予定。
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