財務省の丹呉事務次官、2010年度予算の概算要求提出の撮影会キャンセルを陳謝
2010年度予算の概算要求提出の締切日の8月31日、財務省が民主党への配慮から、予定されていた撮影会をキャンセルしたことについて、丹呉事務次官が陳謝した。
丹呉財務次官は「選挙直後の情勢をかんがみれば、いかがなものかと考えて、カメラ撮りについては中止させていただきました。報道の皆さまにご迷惑をかけることがあったのであれば、おわびを申します」と陳謝した。
概算要求提出は、本来、8月31日午前中に財務省でその風景が撮影される予定だった。
しかし民主党が圧勝し、菅代表代行が「31日の提出を中止すべき」と発言したことから、民主党への配慮として、目立たずに行うことにした。
民主党は予算編成を白紙に戻すとしており、今回の概算要求は、やり直しになるものとみられている。
丹呉次官は、今後、民主党から予算についての指示が出るまで、財務省として予算の基礎的なデータの査定作業を始めるとしている。
(09/01 09:12)