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押尾被告逃走、マスコミと4時間カーチェイス (1/2ページ)
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合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された俳優、押尾学被告(31)が31日、拘留先の警視庁三田署から保釈された。報道陣の前に姿を現した押尾被告は謝罪したものの、関係者が手配したシルバーのワンボックスカーで同署を後に。ここから報道陣を乗せた約50台の車、バイクと、計4時間10分、約110キロにも及ぶカーチェイスが始まった。
風雨が吹き荒れる東京で、“シャバ”に出た押尾被告はいきなり、奇妙なドライブを展開した。
押尾被告のほか、弁護士ら関係者数人を乗せたワンボックスカーは31日午後6時20分ごろ、追走する報道陣の車両約50台を引き連れて三田署を出発。海岸通りから新橋を通過し、まず首都高霞が関ICから5号線を池袋方面に北上した。
さらに、埼玉・美女木JCから外環自動車道に入り、川口西ICでいったん一般道へ降りた後、フェイントをかけて、再び川口西ICから外環道へ。さらに、首都高へ戻って板橋本町ICで下りた。
身元保証人として東京地裁に届け出ている父親の自宅(東京・多摩市)へ向かうとは思えない走行はまだ続く。板橋本町→成増→光が丘→大泉学園と板橋、練馬両区を移動。大泉学園と埼玉・新座を往復しながら、陸上自衛隊朝霞駐屯地付近の路地を迷走した。
すると報道陣の車両は次々と離脱。同駐屯地付近で、“生き残った”報道陣はバイク2台とサンケイスポーツを含む車両4台。同じ路地を何周もするカーチェイスに、周辺の住民は外に出てボー然と見つめていた。
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