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2009/9/18(金)20:00〜21:48

夜回り先生を寺脇康文が熱演「若い世代はもちろん、大人、特に親たちにも是非見て欲しい。」

9月18日(金)に放送されるドラマ『さよならが言えなくて』は、“夜回り先生”こと水谷修と、薬物依存症の少女・奈央、そしてその母親との絆を描くヒューマンドラマだ。
原作は、水谷修氏の『さよならが、いえなくて~助けて、哀しみから~』(日本評論社刊)。この作品を選んだ理由について、ドラマを制作したABCの深沢義啓プロデューサーは「水谷先生の葛藤や弱さ、人間らしさを描いた作品だったから」と説明する。また、この作品は、水谷氏自身が「この本は僕が書いた作品の中では、一番優れたものだと思っています。子供たちに薬物の本当の姿を知らせるという意味で、薬物乱用者がこれだけきちんと現状を書いている本はなかったと思います」と自負する作品でもある。ドラマでは、“夜回り先生”水谷修を寺脇康文、薬物に依存してしまう少女を谷村美月が、そしてその母親を片平なぎさが演じる。今回はこの3人から視聴者へのコメントを紹介する。

水谷修役・寺脇康文コメント
「このドラマは、まだ若くて心が定まってない若い世代の人たちはもちろん、大人、特に親たちにも是非見て欲しい。今、大学生が簡単に大麻を作ったり、世の中にドラッグが蔓延してますから、ぜひたくさんの方に見てもらって、ドラッグは本当に怖いものなんだってことを知ってほしいです」

園田奈央役・谷村美月コメント
「私と同世代の人たちは、タバコを吸うような感覚で、軽い気持ちで手を出してしまうんだと思います。でも、一度はまったら、全てを失ってしまう。ドラッグは、止めるのが本当に大変で、なかなか離れられないものだってことを感じてほしいと思います」

園田良美役・片平なぎさコメント
「私たちのようにドラマを作っていく人間としては、こういう作品を発信することによって、ドラッグは簡単に止められるものじゃないんだってことを子供たちに伝えたいですよね。それが自分の身を滅ぼすような、取り返しのつかないことだってことを、真剣に受け止めてほしいです」

大麻や覚せい剤など、薬物乱用のニュースが飛び交う今、ドラッグというテーマはセンセーショナルに扱われてしまう傾向にあるが、このドラマは、過激な描写や派手な演出に頼ることなく、ドラッグと戦う少女の姿を真摯に描くことに徹している。脚本を読み、撮影現場を訪れた水谷も、「スタッフの方々は、非常に真面目に作って下さっています。事実にもとづいて正直にジュン=奈央の気持ちを描いて下さっている。本当に有難いと思います」と、制作スタッフの姿勢を評価している。ドラマの放送は、9月18日(金)午後8時から。

ドラマ特別企画「さよならが言えなくて」
~子供たちに迫るドラッグの誘惑、夜回り先生の苦悩~
2009年9月18日(金)20:00〜21:48(ABC・テレビ朝日系)


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