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陸自情報漏洩 管理者の立場悪用 家族分も…「誠に遺憾」

9月1日7時56分配信 産経新聞

 陸自隊員による過去最大の個人情報漏洩(ろうえい)事件が31日、発覚した。全国の陸上自衛隊員のほぼ全員分の約14万人に加え、家族情報までが外部の業者に漏洩していた。緊張感あるはずの組織からの情報流出に、鹿児島地方協力本部では「誠に遺憾」と謝罪した。

 防衛省などによると、逮捕された1等陸尉、徳永安成容疑者(46)は鹿児島県内にある募集所の所長として、隊員の募集業務を担当。業務上、陸自の全隊員の個人情報が入ったデータを閲覧できる立場にあった。

 情報は隊員募集の便宜のために集積されたもので、「隊員が住む地域の人をリクルートする際に活用していた」(同本部広報企画室)という。管理者である所長の許可を受けた所員しか閲覧できないが、今回の事件では徳永容疑者本人が管理者だった。

 徳永容疑者は昭和56年に一般入隊。鹿児島県内の陸自で複数カ所を勤務後、平成20年3月から現職。

 自衛隊ではイージス艦に関する最高レベルの防衛秘密の持ち出しや、内部資料がファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に流れるなど情報流出が続発。防衛省が機密保持に関する規則の徹底に取り組んでいた。

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最終更新:9月1日7時56分

産経新聞

 

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