8月30日の衆院選で、社民党の前職、保坂展人氏が落選した。保坂氏は児童ポルノ法の規制対象にアニメ・漫画などを含める改正の動きに積極的に反対してきた経緯があり、改正問題を注視してきたネットユーザーに落胆が広がった。
保坂氏は東京8区(杉並区)で自民党・石原伸晃氏に小差で敗れ、重複立候補した東京比例区でも議席を獲得できず、落選した。
保坂氏はジャーナリスト出身で、教育問題や年金問題に取り組んできたほか、「共謀罪」の新設問題では反対する立場から論陣を張った。児童ポルノ法改正問題でも国会で与党案に反対の立場から発言し、ブログを使った情報発信なども積極的だった。8月に開かれたコミックマーケットを訪問し、参加者から意見を聞いていた。
保坂氏の地元・杉並区は「アニメのまち」をうたっている。保坂氏は31日付けのブログに「地元杉並区をはじめ東京、全国で熱心に応援してくれた皆さんの努力にもかかわらず、国会の議席を獲得することが出来なかったことを大変に申し訳なく思います」と記した。
「エロゲーは危険な社会を作り出す凶器」――規制を求める請願、衆議院に
ITmedia ニュース
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