中国、ダライ・ラマの台湾訪問を非難
[北京 31日 ロイター] 国営メディアが31日報じたところによると、中国は、チベットの精神的指導者ダライ・ラマ14世の台湾訪問を非難した。中国が分離主義者とみなす人物による台湾訪問は台中関係に「悪影響をもたらす」可能性があることを理由としている。
ダライ・ラマは30日に台湾に到着した。中国は、ダライ・ラマの台湾訪問が前週発表された際に非難声明を出したときと同様、野党の民主進歩党(DPP)を集中的に批判した。
台湾の馬英九総統と与党国民党を非難しないことにより、中国は問題の深刻化を望んでいないことを示唆している可能性がある。
新華社によると、中国国務院(内閣に相当)台湾事務弁公室の報道官は「民主進歩党は、隠された動機を持って、分離独立運動に長く携わってきたダライ・ラマの台湾訪問を促した。われわれはこれに断固として反対する。ダライ・ラマの台湾訪問は台中関係に悪影響をもたらす」と述べた。
民主進歩党指導部は前週、ダライ・ラマを台湾に招請した。
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