千葉県松戸(Matsudo)市の街頭で演説する民主党(DPJ)の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)代表(2009年8月2日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【8月8日 AFP】次期首相候補の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)民主党(DPJ)代表が、10日発売予定の月刊誌「Voice」で、アジア地域の経済的および政治的な連携強化に向けた、アジア共通通貨の創設を提唱した。
出版社から入手した論文によると、鳩山氏はアジア共通通貨について、世界的な金融危機が将来起きた場合の衝撃を回避し、地域の政治的対立を軽減することに役立つと述べた。さらに、鳩山氏は、アジア地域において経済協力と安全保障のルールをつくりあげていくべきだと述べた。
また、鳩山氏は、アジア共通通貨の創設には10年以上の年月を要するとした上で、この目標が追求する価値のあるものだとした。
アジア共通通貨は、アジア通貨危機が直撃した1990年代後半ごろから構想が提唱されていた。また、現在の世界的な金融危機のなか、ドル基軸通貨体制についての議論が活発化している。(c)AFP
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