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米政府、新政権に表向き「期待」 「反米姿勢」には懸念 (1/3ページ)
【ワシントン=有元隆志】米政府は30日の総選挙を受けて、民主党政権との間で「強固な日米同盟」を継続し、北朝鮮の核問題やアフガニスタン問題など諸課題で連携することに期待感を示した。しかし、日本専門家らの間では鳩山由紀夫代表の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に掲載された論文が「あまりに反米的」と、「深刻な懸念」が広がっている。
「鳩山氏は極めて興味深い世界観の持ち主だ。ひとつとして同意する点はない」
米政府元高官は27日のニューヨーク・タイムズ(電子版)に掲載された「鳩山論文」を読んだ感想をこう語った。日本専門家らの間では瞬く間に「鳩山氏が驚くべき論文を書いた」との評判が広まったという。
それまで日本専門家の間では、民主党が「対等な日米関係」を掲げてきたのは「国内向け」とみて、政権を獲得したら現実路線をとるとの見方が強かった。しかし、論文はそうした「甘い期待を裏切った」(ある日本専門家)。
この専門家は「(論文が)エマニュエル大統領首席補佐官ら大統領側近の目にとまらないことを祈る。仮にエマニュエル氏が読んだら、『反米政権を相手にする必要はない』とオバマ大統領を説得するだろう」と懸念を示した。
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