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近鉄高架下の文具店でアスベスト被害原告勝訴
国交省 関空の補給金を増額要求
フィリピン逃亡の弁護士 脱税などを認める
民主圧勝から一夜明けて 街の声は…
JR西日本 佐々木新社長が就任
衆院選・西淀川で小学生が誤って投票
最終更新日時:2009年9月1日 06:04
近鉄高架下の文具店でアスベスト被害原告勝訴
近鉄の高架下の店の店主が建物のアスベストにより死亡したとして、遺族が近鉄を訴えた裁判で、裁判所は建物を所有する近鉄の責任を認める判決を下しました。この裁判は、近鉄所有の高架下の建物で長年、文具店を営み、死亡した男性の遺族が起こしたものです。店の倉庫の壁にはアスベストが吹き付けられ、電車の振動で粉塵が舞う状態でしたが、遺族は、「近鉄が対策を怠った為に粉塵を吸い込み、中皮腫で死亡した」として、7300万円余りの支払いを求めていました。判決で大阪地裁の徳岡由美子裁判長は「建物を所有する近鉄は、アスベストの危険を管理する地位にあった」と認め、およそ5000万円の支払いを命じました。判決後、遺族のひとりは記者会見で「近鉄は人の命と環境をもっと大事にして欲しいと思います」と話しました。近鉄は「判決を精査して対応する」としています。
( 2009/09/01 6:04: 更新)
国交省 関空の補給金を増額要求
関西空港
多額の負債を抱える関西空港について、国土交通省は年間90億円の補給金に70億円を上積みすることを、来年度予算の概算要求に盛り込みました。
関西空港は1兆1000億円もの有利子負債を抱えていて、その利払いの負担を減らすため、国から毎年90億円の補給金を受けています。しかし会社の経営を安定させ、国際競争力を高めるにはさらなる支援が必要などとして、国土交通省は来年度予算の概算要求に補給金を70億円上積みして、160億円とすることを決めました。関空会社の福島伸一社長は「関空の国際競争力の緊急性と重要性について、国に理解してもらえたことは大変ありがたく思っている」と話しました。これにより関空は、世界一高いと言われる着陸料の割引率を拡大し、新たに就航する国際線の着陸料を実質無料にして需要を呼び起こす考えです。
( 2009/08/31 20:16 更新)
フィリピン逃亡の弁護士 脱税などを認める
小川眞澄被告
所得税約2億5000万円を脱税したなどとされ、フィリピンに逃亡していた弁護士が、初公判で起訴事実を認めました。
所得税法違反や業務上横領などの罪に問われているのは、弁護士の小川眞澄被告(65)です。起訴状によると、小川被告はビルの転売で得た利益を隠し、所得税約2億5000万円を免れたほか、弁護士業務の顧客からの預かり金約1億5000万円を横領したとされます。小川被告は捜査を察知して、一時フィリピンに逃亡し、その際、偽造したパスポートを使ったとされます。初公判で、小川被告は起訴事実をすべて認め、「国会議員選挙などに立候補して借金を抱えた。弁護士への信頼を傷つけ、反省している」と話しました。一方、検察側は冒頭陳述で「小川被告は『逮捕されたら実刑を免れない』と思い、海外逃亡を考えた」と指摘しました。
( 2009/08/31 19:15 更新)
民主圧勝から一夜明けて 街の声は…
民主党に対する期待や不安の声など様々…
民主党が圧勝した衆議院選挙から一夜明けて、近畿では政権交代に対する期待や不安の声が聞かれました。30日行われた衆議院選挙では、近畿でも民主党が圧勝しました。京都1区では民主党の新人・平智之さんが、自民党や共産党の前職を破って初当選。大阪16区でも、民主党新人の森山浩行さんが公明党の北側幹事長に競り勝ちました。一夜明けた大阪市内では、20代の女性が、「やっぱり民主党かなと思いました。子育てとか雇用とか全部、改善できるか分からないですけど、景気対策もよくなればと思います」、20代男性は「自民党が嫌だったので、民主に入れたところもあるんで、もしこれでダメだったら、次は自民に入れるかもしれない」と政権交代に対する期待の声に混じって、60代の男性は、「できそうにないこと言ってたから、例えば高速道路の無料化とか、どこまで彼らが実現していくか興味深く見たいと思います」と話すなど、慎重な意見も聞かれました。一方、かつて保守王国と言われた和歌山県の新宮市では、地元漁師が「(民主党に期待することは)特にない。何もかも、揃っているところは民主党でもいいと思うが、ここみたいに何もないところは公共事業をやらないと」と話し、観光業者は「(観光への影響は)基本的に大きな変化はないと信じたい。地域独特の、奈良・京都にはない“日本”を発信できる施策に期待したい」と話すなど、地方の疲弊に対する不安の声が聞かれました。
( 2009/08/31 12:38 更新)
JR西日本 佐々木新社長が就任
経費削減と安全対策の両立が求められる
JR西日本では福知山線脱線事故で起訴された山崎正夫社長が31日退任し、副会長だった佐々木隆之氏が社長に就任しました。佐々木新社長は31日朝、社長としての初めての訓示を行い、「お客様や社会から安心され信頼される企業に生まれ変わっていきましょう」と、約300人の社員に所信を表明しました。佐々木社長は事故後、安全体制強化を担当していましたが、山崎前社長の方針を継続し、「被害者への真摯な対応」・「安全性向上」、そして「企業風土の改革」を3本柱にするとしています。グループ全体で大幅な減収となるなか、経費削減と安全対策を進める難しい舵取りが求められますが、佐々木新社長は、「安全への投資は一切先送りしない」としています。
( 2009/08/31 12:30 更新)
衆院選・西淀川で小学生が誤って投票
大阪市の選挙管理委員会は、30日の衆議院選挙で11歳の女の子に投票用紙が交付され、投票が行われるミスがあったと発表しました。大阪市選挙管理委員会によりますと、30日午後2時ごろ、11歳の小学生の女の子が父親(47)とともに西淀川区の佃第一投票所を訪れました。父親は小選挙区の投票を済ませてから比例代表と国民審査の投票用紙を受け取りましたが、その際、女の子にも誤って投票用紙が渡されました。投票用紙を渡した担当者は、女の子がそのまま用紙に記入して投票箱に入れた直後に、顔見知りの女の子だったことに気づきました。担当者は女の子が身長約150センチと比較的大柄だったことから、顔をよく見ず、有権者と勘違いしたということです。女の子の投票は特定できないため有効票となり、選管では「再発防止に努めたい」としています。
( 2009/08/31 12:07 更新)
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