J・フロント、節約投資で改装急ぐ──そごう心斎橋本店閉店、大丸として11月開業2009/09/01配信
そごう心斎橋本店(大阪市)の31日閉店を受け、J・フロントリテイリングは大丸として再開業する11月に向けて改装を急ぐ。建物の取得費を除き、約30億円の「節約投資」で現在の大丸心斎橋店(本館)とそごう跡(北館)の売り場を仕上げる。店の顔となる1階も心斎橋筋商店街側を改装し、手薄だった20〜30代客の取り込みを急ぐ。
大丸心斎橋店は売り場面積が7万7490平方メートルと従来の2倍に広がる。大型百貨店の全館改装は100億円前後が相場とされるが、同店はその3分の1程度。消費不振と「2010年度の営業黒字化」(大丸の本多洋治執行役員・大阪心斎橋店長)を念頭に投資効率を重視する。
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