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合成麻薬MDMAを飲んだとして麻薬取締法違反(使用)の罪で先月24日に起訴された俳優・押尾学被告(31)が31日、保釈された。午後6時16分、東京・港区の三田警察署に8月3日の逮捕以来、初めて姿を現した押尾被告。「この度は、ご迷惑をかけて、申し訳ありませんでした」と約3秒間、深く頭を下げたが、報道陣の質問に応じず迎えの車に乗り込んだ。一緒にいて亡くなった女性(30)への謝罪はまだなく、依然として多くの謎が残ったままだ。
午後6時16分、弁護士ら3人に先導され、暴風雨が吹き荒れる三田署の正面玄関に、押尾被告はサンダル履きで現れた。突然の所属事務所解雇と逮捕から28日。約1か月の拘置所生活の疲れでやせたのか、ほおがほっそり。左手薬指に指輪はしていなかった。
うつむくことなく前を向き、横一線に陣取った約200人の報道陣の数を確認するかのように左右を見渡した。無数のフラッシュにも動じる様子はなし。10メートル先の報道陣にも聞きとれる声で「この度は、ご迷惑をかけて、申し訳ありませんでした」。約3秒間、腰を90度曲げて深々と頭を下げた。
だが、謝罪はこれまで。すぐに報道陣から押尾被告よりも大きな声で「なぜ逃げたのか?」「亡くなった女性に一言!」などと矢継ぎ早に質問が飛んだが、右上の方に視線を移し反応せず。ふてぶてしささえ感じさせた。車が目の前に来ると、もう一度無言で軽く頭を下げ、ワゴン車に乗り込んだ。
三田署は60人態勢の超厳戒警備。報道陣は、なんとか押尾被告の姿を撮ろうと車道に出た車を追いかけて取り囲む。警察官は報道陣を次々と車から引きはがすように排除し、倒れ込むカメラマンまで。幸い事故にはならなかったが、現場にはけたたましい笛の音と警察官の怒号が飛び交い、嵐のような保釈劇だった。
その後は報道陣のオートバイと3時間以上にわたるカーチェイス。芝浦から首都高速5号線で池袋方面へ向かい外環道へ。再び5号線に戻ると板橋本町で高速道路を降りた。さらに、報道陣を振り切るため?に迷走。光が丘駅から成増駅近くを2周した後、大泉学園付近をグルグル周回。午後10時30分、東京メトロの小竹向原駅の狭い路地で追走するオートバイ6台を一気にまいたという。押尾被告がこの付近で降りたという情報もある。
二転三転した保釈許可。保釈保証金400万円は午後になって納付された。一時、「保釈金が用意できない」という声も上がっていた。地裁の判断で保釈はされたものの、東京・六本木ヒルズのマンションで押尾被告とともにMDMAを使用し、死亡したとみられる女性(30)については多くの謎が残る。女性が亡くなってから、119番通報までに約3時間かかっている理由、事件翌日の4日に六本木ヒルズ前の植え込みで見つかった携帯電話など詳細は発表されていない。押尾被告は、10月初旬に開始されるとみられる公判で何を語るのか―。
(2009年9月1日06時03分 スポーツ報知)
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