エイベックスのアーティストが集う全国ツアーライブ「a-nation’09 powered by ウイダーinゼリー」のファイナルとなる大阪公演(デイリースポーツ社主催)が30日、大阪・長居スタジアムで行われた。関西出身の倖田來未(26)、大塚愛(26)らは地元ではじけ、小室哲哉率いる「globe」もステージで“完全復活”の盛り上がりに…。約5万人の観客は総立ち状態で声援を送り、アーティストたちと一緒に、この夏を全力で締めくくった。
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京都生まれの仲良し姉妹の笑顔が地元関西ではじけた。倖田來未のステージの中盤、妹のmisono(24)がサプライズ登場。姉妹のコラボ曲「It’s all Love!」のイントロが流れる中、ふたりがそろい踏みし、会場は大歓声に包まれた。
ユニット「倖田來未×misono」として今年3月にリリースした「It’s-」は8年越しの夢だった。02年に「day after tomorrow」のボーカルとしてデビューしたmisonoが、先に世間の注目を集めた。倖田のブレーク後、逆に「day-」が解散。“すれ違い”を続けた姉妹も、今ではともに人気者としての地位を確立できた。
倖田とmisonoは5万大観衆の前で、思いが詰まった一曲を熱唱。肩を組んだり、見つめ合ったり、息ぴったりのパフォーマンスを繰り広げた。客席には実家から駆けつけた家族の姿もあった。歌い終えて一度は舞台裏に姿を消したmisonoだが、倖田がラストソング「girls」を歌唱中に再登場。うっかり歌詞を間違えた倖田が「ごめん!!misonoさん」と妹にマイクをパス。misonoが続きを歌って、姉のピンチを救った。
もちろんソロとしても倖田は魅せた。オープニングではかわいいメイド服でインラインスケートを装着し、ステージをスーイスイ駆け抜けた。さらにメイド服を脱ぎ捨て露出度満点のセクシー衣装になると、悩殺ダンスをさく裂。30分間の出番に『エロかわいい』の神髄を詰め込んだ。
「大阪の素晴らしいお客さんとひとつになることができましたし、最強の姉妹だと見せることもできました!!図に乗っちゃいけませんけど、歓声がうれしかった」。大観衆の前で披露した姉妹の絆。アーティストとして、姉として、出演後の倖田の表情は達成感であふれていた。