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大毅、圧倒4回KO!10・6世界戦に弾み

 4回、ホセ・アルベルト・クアドロスをコーナーに追いつめる亀田大毅=大阪府立体育会館
 4回、ホセ・アルベルト・クアドロスをコーナーに追いつめる亀田大毅=大阪府立体育会館

 「プロボクシング10回戦」(30日、大阪市中央体育館)

 10月6日にWBA世界フライ級タイトル戦(大阪市中央体育館)を控えるWBA世界11位の亀田大毅(20)=亀田=は、4回KOで勝利した。

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 一瞬のスキを逃さなかった。4回、プレスをかけながらニュートラルコーナーに相手を追い詰めた大毅は、左ボディーで動きを止め一気にラッシュした。左フックからの右の打ち下ろし、そして再び左フック。容赦ない波状攻撃が相手の戦意を奪い、豪快なKO勝利を呼び込んだ。「もっと最初からいきたかってんけど、相手がパンチを出してこなかったからいけなかった。今日の収穫?それはリングに上がってKOできたこと」と冷静に振り返った。

 約1カ月後に世界戦を控えての初めての地元大阪での試合。この朝、父・史郎氏(44)とともにかつて実家があった西成区に出向いた。幼少のころ足腰を鍛えた実家近くの墓地の階段の前で史郎氏が大毅に言った。「苦しかったあのころを思い出せ。初心に戻るんや」。

 次は再び大阪に戻り2度目の世界戦に挑む。「やっぱり大阪の試合会場の雰囲気は違うな。なんていうか生臭いねん。でもやっぱり大阪はええ。大阪でベルトを巻きたい。人間がここまで変われるところを見せたい」。10月6日、故郷で成長の証しを見せる。

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