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公明「常勝関西」で総崩れ…無党派層そっぽ

 「常勝関西」と呼ばれるほど各種選挙で圧倒的な力を見せつけてきた公明党は30日に投開票された衆院選で、大阪、兵庫の小選挙区6議席すべてを失った。支持母体の創価学会はフル回転したものの、批判を浴びた自民党と与党を組んだ「連帯責任」を問われ、無党派層にそっぽを向かれたのが敗因だった。

 共同通信の出口調査では、北側一雄幹事長が立候補した大阪16区で、無党派層の約65%が民主党新人森山浩行氏に投票。冬柴鉄三元国土交通相が落選した兵庫8区でも60%以上が田中康夫新党日本代表に流れた。

 常勝関西を支えてきた創価学会は、与党への逆風に危機感を強め、かつてないほど運動量を増やした。だが「自民党と同一視され、支持をなかなか得られない。このままでは時間切れになる」(幹部)と懸念した状況を、最後まで打開できなかった。

 自公協力も実らなかった。公明党の各陣営は「前回まで動いてくれなかった自民党の府議や市議が動いてくれている」と自民党との連携に自信を見せたが、兵庫8区では、自民支持層の30・1%が田中氏に投票。大阪16区でも半数近い約45%が森山氏に入れた。

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