合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された俳優、押尾学被告(31)が31日、保釈保証金400万円を納付し、同日午後6時10分過ぎ、約30日間に及ぶ三田警察署での勾留(こうりゅう)から保釈された。
押尾被告は三田署の玄関口に姿を現すと、待ち受けた報道陣に深々と頭を下げ「このたびは、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した。
報道陣からの質問には一切答えることなく迎えのワゴン車に乗り込み警察署を後にした。
押尾被告をめぐっては東京地裁が28日に保釈を決定。東京地検は決定を不服として、準抗告と保釈の執行停止を申し立てたが、地裁は棄却し保釈が決まっていた。
資金難とされる押尾被告は、親交のある実業家から保釈保証金を用立て納付したとみられる。