【ユジノサハリンスク=田中靖人】麻生太郎首相は18日午前、全日空チャーター機で羽田空港を出発、サハリン(樺太)南部のユジノサハリンスク空港に到着した。この後、ロシアのメドベージェフ大統領と会談し、日露両国間の懸案である北方領土問題や、極東地域での資源・エネルギー開発協力、プーチン首相の訪日時期などについて協議する。
首相のサハリン訪問は、日露両国の企業が参加する石油・ガス開発事業「サハリン2」の稼働式典への招待を受けたもので、日本の首相としては戦後初めてとなる。同日夕にも羽田空港に帰着する。