月の欠片

愚かな僕は忘れていた

僕には 人を愛する資格すら無いという事に



忘れていた訳じゃない なんて

君に言い訳するような言葉は言わないから

「僕は君を忘れかけていた」って認めるから

「人間は忘れていく生き物だ」なんて自分を庇ったりしないから

君への罪が また一つ増えたって認めるから

僕は未だ君の前に立てない

僕は未だ君に謝る事が出来ていない

僕は未だ自分の過去を見つめられない

僕は未だ自分を許す事が出来ていない


許してくれる君はもう居ない

(051001)

世の中には偶然なんてない。

それは全て神の手による必然によって起こっている。

世の中には必然なんてない。

それは全て偶然の積み重ねによって起こっている。

でも、貴方に偶然会う事は必然だった。

必然的に貴方に惹かれた事は偶然だった。

偶然を必然に変えるのは「自分」であり「貴方」だけど。

偶然が起こる事は運命だ。

(051103)

考えなんて

一人一人違うんだからさ

全ての考え方が同じ人間なんて

居る方がおかしいんだからさ

「君のこの考えには賛成だけどこの考えに反対」

なんてのは当たり前になるに決まってるんだからさ


一つの思想の元に集まって仲間になろう、なんて

そんなの夢見る方が間違ってるんじゃないの?



この世界を動かしてるのは 本当に私達だと言えるの?

見えない流れに翻弄されているのは気の所為?

この世界を引っ張ろうとしている貴方達には

本当に明るい未来が見えてるの?

(051011)

今 私の心臓は動いていて

今 私の脳は活動していて

今 私は歩いていて

今 私は考えていて

今 私は貴方を求めていて


今 私が貴方と生きている

その偶然と奇跡に感謝を

(051112)

道で事切れた幼虫を見た

白いそれは丸まって

雨上がりの後のせいか濡れたまま

輝く太陽の陽射しを受けて

それもまた小さく輝いていた

それが命途切れる事なく生き続け 成長したものを

君が忌み嫌うとしても

今 この道の白いものを見て

顔をしかめたとしても

哀れだと歎いてやってくれないか

手を合わせてやってくれないか

たとえそれが

偽善に思えたとしても

(051113)

小さな 小さな子

僅かな時間しか生きていない私よりも

もっともっと短い時間しか

未だ生きていない子

なのに


どうしてそんな子に

そんな辛い試練を与えるのですか

どうして?


全然関係ない子かも知れない

他にも似た様な状況の子は沢山居るのかも知れない

それでも、私は知ってしまった

その存在を無視する事は出来ないから

救いたいから

少しでも力になりたいから

(051118)

こんなに連続して

奪われ続ける 幼い彼女達の魂は

一体何処に辿り着くのだろう

願わくばどうか

彷徨うことなく 光の国へ導かれんことを

(051212)

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