TBSは30日の衆院選の開票を伝える報道番組「乱!総選挙2009」で、愛媛2区の社民党新人岡平知子氏に出した当確を取り消した。同局によると、午後9時前に岡平氏に当確を打ったが、約3時間後に「情勢が変わりましたので、取り消します」などと訂正し、謝罪した。
同番組では、群馬4区の自民党前職で前首相の福田康夫氏についても「選挙区で敗北」と字幕で伝え、10分後に「まだ他の候補に当確は出ていません」と訂正した。
また、同社系列の東北放送(仙台市)は、投票締め切り3分前に民主党前職の郡和子氏を「当選確実」とする字幕を放映。午後7時57分から「乱!−」を放送するところを、誤って仙台市のスタジオのリハーサル風景とともに当確の字幕を流したという。
東北放送側は「あってはならないこと」とし、総務省などに報告する方針。