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Digital radio in the future
2003年10月に開始したデジタルラジオの実用化試験放送は、放送スタート以降、新たな放送サービスの開発や技術試験を実施し、デジタルラジオの発展に取り組んでまいりました。
その後、アナログテレビ放送終了後の周波数の利用方法についての情報通信審議会が開催され、現在DRPが実用化試験放送を実施しているVHF7チャンネルは、「警察・消防等の自営通信」のための帯域に割り当てられることになりました。そのため、実用化試験放送の免許は2011年7月24日で終了いたします。 一方、テレビジョン放送以外の放送として、VHFの一部の帯域が「携帯端末向けマルチメディア放送」*に割り当てられることになりました。このうち、VHFの1から3チャンネルを用いる地方ブロック向けマルチメディア放送は、伝送方式としてDRPで実施しているISDBTsbと呼ばれる方式を採用していることから、DRPの実用化試験放送は、この新しい放送のサービスのひとつとして生まれ変わることになります。 なお、新しいマルチメディア放送は、現在のデジタルラジオにさらに機能が追加され、周波数帯もVHF7チャンネルではなくVHF1~3チャンネルの帯域で行われるため、現在の「デジタルラジオ対応受信機」ではお楽しみいただくことができません。
2011年7月24日、地上アナログテレビの停波(終了)以降、環境が整備され次第、新たなマルチメディア放送がスタートします。 「地方ブロック向けマルチメディア放送」と呼ばれる、この新たな放送は、予定では全国を7つ程度にブロック分けし、ブロックごとに行われることが想定されています。また、そのほかにこの帯域で新型コミュニティ放送も行われる予定です。 チャンネル数や放送内容はブロックごとに異なりますが、「ワンセグ」と同様の動画サービス、高音質の音声放送、放送波によるダウンロード、通信との連携など、あたらな機能をもった個性豊かな放送サービスが開始する予定です。 電波エリアは、新しい放送の免許を受ける事業者による中継局設置・整備にともなって、徐々に拡大するものと期待されます。 できるだけ早期に、新しい放送に対応した様々なタイプの機種が開発・製品化され、携帯端末やカーナビだけでなく、「いつもそばにある」家庭内受信機など、生活や行動シーンに合わせた、多岐にわたる受信機が発売されることが期待されます。
デジタルラジオ実用化試験放送の役割
(社)デジタルラジオ推進協会(DRP)では、実用化試験放送で培った、番組制作や技術のノウハウを新たな携帯端末向けマルチメディア放送に活かしていくために、2011年までの期間、外部団体と緊密な連携をとり、様々な役割を果たしていきます。
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