フォト
無料ブログはココログ

« 入れ替えちゅ | トップページ | 夏休みリセット祭・その2 »

2009年8月30日 (日)

夏休みリセット祭・その1(改)

ゼーガペインのTVシナリオ会議1年前につくったもの。

なのでキャラのニュアンスとか名前とかちょこちょこ違う。
当初は1〜3話がエンドレススリーなお話で、とある8本みてやらなくてよかったWとふと思い出して発掘してきた。
当時のメモなので、読みにくいとこは、いますこし足してる。
ただゼーガ版エンドレススリーは毎回ソゴルクンのバージョンが違ったり、冒頭別のシチュエーションでソゴルクンの間抜けなとこだしたり1話でホロボルト使ってたりかなり派手。
いまみるとけっこうオレぽいねW



第2話 構成アイデア

 

アバン

○水際。

サイレンの音もけたたましく、現場に駆けつける救急車

群衆の声。女の人がおぼれたぞーー!

キョウ「はいはい!もう助けました。だいじょうぶよ、おれ水泳部。知ってる?舞浜高よ。」

地面に横たわった美女/溺れて意識朦朧。

おぼれた美女にぬーっと顔を近づけるドキドキのキョウ

どけ! どけ! プロに任せたまえ!と追い払う隊員

あっという間に、美女を運び去る救急車

キョウ、「えええ?まってよ。そんなんたいしたことないです。たすけたオレが。オレがやります!

 まてよ!ゴルァ!!!!」

 

オープニング

 

Aパート

○教室そんな状況で遅刻のキョウ。

事態をメールでカミナギに報告する情報屋イソガイ。あきれるカミナギ。

うつらうつらのキョウ

 シズノの唇がキョウから離れる。

 驚きのキョウ。

「どういうことだよっ」

シズノやさしく微笑んで

「キミが忘れてしまうから・・・・でも時はもう一度動き出す。セレブラントシズノ、オケアノスワンへ帰還、リスタートコード013、ヴァージョン2.1.5

 疑問を矢継ぎ早に突きつけるキョウの頭の中に戦闘がめまぐるしくオーバーラップ。

気を失うキョウ。

シズノ表情はすでに冷たい。

「またね…」

○学校/プール

水泳部の訓練。俄然張り切るキョウ。

周りのひんしゅくもきにしない。

やめたんじゃなかったの〜〜。

「いや?新しい先輩いいじゃん。と平然とシズノをみやる」

「本日転校してきたミサキ・シズノ君だ〜。水泳の名門○○高校からきた!」

などと転校生をウキウキで紹介するクラシゲ。わきで水泳部の女の子と立ち話のミズサワ。

プールで悠然と泳ぐシズノ。

横に立つもうひとりの謎の少年シマ、なにごとか告げて去る。

シズノ、(私のこと)覚えてる?と唐突にキョウに聞く。

なんの話ですか?先輩。

キョウなぜか忘れていてうっわー、美人にはなしかけられちゃったよなどとまわりにむかって野獣のようにほえてうれしそう。

シズノプールからあがって冷たく微笑む。

キミは泳ぎ方がまだまだね。

いや、中学でいちどやめちゃったから、と憮然とするキョウ。

わたしと勝負しない?

え?女の子とスか??相手に出来ないですよ。

シズノ軽やかに男子並みの記録をだす。

驚くキョウ、しかし

まあ勝負ならリハビリからですね。女の子でも手加減しませんよ。

勝ったらご褒美くれますか。と不敵に返す

シズノにらんでつぶやく。

「そうくるか…」

いつか人類が勝てたらね、とかわすシズノ

「おおげさな、てか謎なひとだなーー」

と不思議がるキョウ

カミナギ現われて、シズノもボデイばっかみてるキョウに嫉妬度上昇。

で、キョウをプールから引っ張って自分のエイケン部室へとつれていっちゃう。

シズノ謎めいて

「あとで呼ぶわ。飛び込みのダブルの練習もあるしね」

○エイケン部室

いきなりキョウとカミナギのラブシーン

 勢い、カミナギを抱きしめようとして……

実はカメラひいて映画研究会のリハーサルとわかる。

最初カッコつけて口づけの演技してるが、急におどおど

カミナギのほうが気づいて照れ出す。

もーーキョウちゃんてば。

いやちがうと首かしげる、キョウ。なんか最近こんなことあったような。

カミナギかわいくもムッとして

「な〜んか謎の転校生がきてからへんじゃないすか〜」

トミガイどたどたっと部室へ脚本もってくる。

いいシナリオ閃いたんだけど!美人転校生が部活の後輩と恋におちるってんだけど!」

カミナギにらんで

「それ却下。」

突然キョウの携帯にコール

「飛び込みのレッスン。約束よ」

シズノのメッセージにキョウとびだしていく

カミナギ

「だからそれ却下!」

○シズノのマンション外形

○エレベーター内部

キョウ「ね。これから、なにすんの」

シズノ「君には、闘ってもらうわ…」

扉が開くと巨大なブリッジ。作戦状況下、淡々と職をこなすクルー 

シズノ(OFF)「…人類の敵と…」

キョウ「マジ?」

Bパート

○ブリッジのエレベーターが開く

「すっげ〜〜。なによコレ」

唖然のキョウ

ラカン「おかえりイェル。作戦設定は1時間を割りました」

デリダ「ゼーガペイン6号機の修理は継続中」

キョウに対し次々とAIたちが語りかける。平面に映し出されたホログラフィに関心するキョウ。しかしかれらがAIとはまだ認識していない。

ルーシェン「…こんな調整中のヤツを投入するとは」

メイルー「にはは。だめじゃん、寝てる子で他の起こせないの?」

シズノ「…調整中のパイロットが少なすぎ。それに上海を救おうといいだしたのは貴方たち」

威圧的なルーシェンと率直なメイルーにムッとするキョウ

キョウ「なんのはなしよ。ひとをこんなとこに呼び込んで」

クリス「キミの戦士としての訓練のはなしだ」

キョウ「まじかよ!?」

不敵なルーシェンに挑戦され、勝利宣言のキョウ

しかしシズノにリハビリ中でしょ、とたしなめられる。

メイィエン「ルーシェン、わたしとメイルー、どっちと組む?」

 ルーシェン「きみだ。メイルーの水分子制御はおおざっぱすぎる」

クリスはオケアノス3の乗組員で、キョウの調整のためにきていた。(オケアノス3は上海を重視していないため作戦には投入されない)

○コックピット/ゼーガ

 シズノ「ヴァージョン2.1.5起動、キョウ、目を閉じて」

 ルーシェン(off)「2.1.5??そいつは…やめろ」

シズノ「何度でもやるわ」

はっと気づくとエンタングルのかけ声とともに転送台からはじかれるキョウ。

 

○現実世界/中国サーバー周辺に設定された戦場に忽然と出現するゼーガ。

いつのまにか先行しているルーシェン機

 ルーシェン(off)「上海サーバーに敵コープス集結。タンクへの回収急げ」

数メートルの小型作業ロボが数機上海の廃墟を滑空する。

先行するルーシェン機が被弾。

ルーシェン「敵だ!さっきのアビスなんぞよりましだがな!」

その間にも1話の飛行タイプを破壊するキョウ、ゼーガに襲い掛かる敵人型メカ

間に合わない!

ドガガガガ!

ゼーガの目の前で、破壊される敵メカ

ルーシェンに危うく救われるキョウ

ルーシェン「あと50分、どうする気だこの状況で」

敵のスタンダード人型メカがルーシェン機を追う。

なんとか苦戦の末撃退し、回収される直前デジャビュのキョウ。

キョウ「不思議だ…この前あのサーバーが爆発した記憶が…」

シズノ「…そのうちわかってくる。あっ…」

キョウの額のセレブシンボルが点滅するが消える。

残念そうなシズノ

シズノ「セレブラントシズノ、ゲスト013キョウ。オケアノスワンへ帰還、ヴァージョン2.1.5ポジティブ」

キョウ「勝ってみせる…また乗せてくれるよな」

シズノ「もちろん」

○エイケン部室

はっと気づくキョウ、キスの瞬間で目が覚める

目の前のカミナギが真っ赤。

カミナギ「却下!芝居だからねこれ」

トミガイどたどたっと部室へ脚本もってくる。

いいシナリオ閃いたんだけど!美人転校生が実は未来からきた侵略者でさぁ!

キョウとりあげて

ボツ。こんなオタクなもん書いてないで、とりあえずオマエの店からパニーニ買ってきて。5分でな。

うは〜〜;;キョウちゃんのばかーー。と走り去っていく。



今見てみると、この時点これなんてエロゲな展開やりたかったのと、キョウをマガジン系DQNぽくしたかったんだね。頭いいのはこの設定時でもそう なんだけど、前バージョンとの差という単純な2面性ではなくて、ゲームの開発バージョンが、遊びやすくするために様々パラメーター違うテストするように、3話かけてど のタイプのキョウを再びセレブラントとして呼び戻すかというアイデアだった。

ルーシェンは冷淡でプライドの高い中国人。日本人キョウと戦いのなかでたがいの偏見を越え理解しあってく、という初期設定なんだけど、そーいう設定通しにくい。レフトな方々に配慮なんだと思うけど。

トミガイは狂言まわしっぽいけど、イッパツでシチュエーションをお客さんに伝える役割。

この時点でシズノはキョウの元カノというのは変わらないが、最終的にキョウの敵になるのか、セレブラント自体が悪なのか?などという含みも持たせてある。

なので、美人転校生が実は未来からきた侵略者というのはラブコメのフリした前フリ。


« 入れ替えちゅ | トップページ | 夏休みリセット祭・その2 »