2009年08月27日
買うな危険!エンバシースーツ EMBASSY SUIT GALLERY その3
バンコクでは、一時期、観光客に対して高額なスーツを売りつける詐欺が横行していました。現在、そうした話題を耳にしませんが、観光客の皆さんは十分にご注意いただきたいと思います。
さて、「エンバシースーツ」の件です。
バンコクのランスワン通りにある「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」というイギリス人テーラーを売りにしたスーツ店は、ただのぼったくりスーツ屋・・・・、より正確に書くと、誇大な広告により、劣悪なサービスで普通のスーツを不当な金額で売りつけるようなスーツ屋です。
今回は、3回目と4回目のフィッティングについて書きます。長くなりそうなので、早速、本題について、書き始めます。
「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」での3回目のフィッティングの予約は、今年の2月1日でした。時間は覚えていませんが、とにかく暗い店内だったことを覚えています。
カレンダーを見ていただければ分かりますが、2月1日は日曜日です。
私は、特に遅れることも無く、店に到着したはずです。店の中に入って、驚きました。真っ暗です。前回は、スタッフ一同で酒盛りをしていて、大賑わいだった店内ですが、今回は、真っ暗です。
あの日本人担当者も、いません。
私は、フィッティングルームのある2階が明るいことに気づき、2階にあがりました。2階には、タイ人男性スタッフ3名がいました。私は、自分の顧客カードを渡して、予約をして、フィッティングに来たことを伝えました。
最初に書きましたが、このフィッティングを担当したのが、ただの雑用係だったことが、次回(4回目)のフィッティング時に分かりました。
4回目のフィッティングについては、以下、出来る限り詳細に書きます。細かすぎて、読みづらい可能性がありますが、正確さを優先するつもりですので、最後まで、お付き合いいただければ幸いです。
さて、「エンバシースーツ」の件です。
バンコクのランスワン通りにある「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」というイギリス人テーラーを売りにしたスーツ店は、ただのぼったくりスーツ屋・・・・、より正確に書くと、誇大な広告により、劣悪なサービスで普通のスーツを不当な金額で売りつけるようなスーツ屋です。
今回は、3回目と4回目のフィッティングについて書きます。長くなりそうなので、早速、本題について、書き始めます。
「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」での3回目のフィッティングの予約は、今年の2月1日でした。時間は覚えていませんが、とにかく暗い店内だったことを覚えています。
カレンダーを見ていただければ分かりますが、2月1日は日曜日です。
私は、特に遅れることも無く、店に到着したはずです。店の中に入って、驚きました。真っ暗です。前回は、スタッフ一同で酒盛りをしていて、大賑わいだった店内ですが、今回は、真っ暗です。
あの日本人担当者も、いません。
私は、フィッティングルームのある2階が明るいことに気づき、2階にあがりました。2階には、タイ人男性スタッフ3名がいました。私は、自分の顧客カードを渡して、予約をして、フィッティングに来たことを伝えました。
最初に書きましたが、このフィッティングを担当したのが、ただの雑用係だったことが、次回(4回目)のフィッティング時に分かりました。
4回目のフィッティングについては、以下、出来る限り詳細に書きます。細かすぎて、読みづらい可能性がありますが、正確さを優先するつもりですので、最後まで、お付き合いいただければ幸いです。
2月3日火曜日、午後18時。
私は、「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」を訪れました。初回の採寸を含め、これで5回目の訪問ということになります。
3回目のフィッティングで、第一ボタンの横に、妙なシワが出来ていることが気になっていて、それさえ解消されていれば、この日で最終日。ついに、スーツが完成するはずだった日です。
店に入ると、すぐに日本人担当者がいました。日本人担当者は、ノートに向かって何かを書いていました。彼が言うには「私のお客の予約を一覧にしたスケジュール帳を作ってるんですよ。」ということでした。
私が「いままで無かったんですか?」と聞くと、笑顔で「はい!」と答えられました。
※もう、細かなことに対して、気にする必要はないと私は思いました。なぜなら、この日が、最終日。スーツが完成し、この店に来ることもないのですから。
日本人担当者とともに、2階のフィッティングルームに行きました。タイ人女性が、私の発注している2着のスーツと、シャツ3枚を、フィッティングルームの前のハンガーに掛けてくれます。
フィッティングルームに入り、私はスーツを着ました。1着目は問題なし。あともう1着の方が、前回、妙なシワが気になっていた方のスーツです。
スーツを着た私は、強烈な既視感に襲われました。いわゆるデジャブーってやつです。スーツの第一ボタンの横に、前回と全く同じシワが入っていました。
扉を開けると、日本人担当者が「どうですか?」と話しかけてきました。私は、「先日のフィッティングのときと、全く違いがないのですが・・・・」と返しました。日本人担当者は「はぁ、そうですか?」のような浮かない返事をするので、私は、少し強めに「前と全く変わらないんですよ!」と言いました。
日本人担当者は、オーナー(つまり、イギリス人テーラー)を呼びに、階下に行きました。タイ人テーラーが、スーツに直しを入れようとするので、触らないで待つように頼みました。
10分ほど経って、イギリス人テーラーが来ました。前回も書いたとおり、これまで1度たりとも、私のスーツに触れたことがない彼が、このとき、初めて私のスーツに触りました。
イギリス人テーラーが、ひと通りチェックしてから言いました。「どうして、こんなところが妙にゆったりしているの?私の趣味じゃないね。」
※この言葉から分かるのは、私のスーツが作られる過程で、このイギリス人テーラーが、一切、何も関わっていないということです。こういうのを「イギリス人テーラーの店」と言うんですね。
フィッティングを何度も繰り返すのは、私自身、決して苦痛な作業ではありません。自分の気に入ったスーツを作る為には、絶対に必要な行為です。ただ、前回より今回、今回より次回と、指摘した箇所が修正されていればの話です。
日本人担当者に対して、このような内容のことを伝えたように思います。
そして、試着したスーツを脱ぐ為、私はフィッティングルームに入り、改めて、鏡でスーツを見ました。このシワさえなければ、今日、持って帰ることが出来たのに、本当に残念。
普段着に着替えて、フィッティングルームの扉を開けた私は、驚きました。フィッティングルームの前が、無人!!
別に、スタッフ一同が並んで、いつ出てくるか分からない私の着替えを待てとは言いませんが、不快感をあらわにした私が着替えているのですから、ひとり位は、出迎えてくれてもよさそうなものです。
フィッティングルームを出て左手の奥のほうに奥行きがあるのですが、そこに日本人担当者がいました。日本人担当者は、満面の笑みで、タイ人スタッフたちと談笑していました。
※私は、もう呆れました。ただただ、呆れました。
スーツの完成を諦め、私は帰宅することにしました。
「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」から出て、右手に70メートルほど行くと、バンコクの主要道路のひとつであるスクムビット通りがあり、その通りを渡ると、スターバックスがあります。
私は、このスターバックスの前で、たばこを吸いました。
たばこを吸って、少し落ち着くと、既に支払ってある商品代金や、ここ数日、楽しみにしていたスーツのことが気になり始めました。たばこに、ひとの気分を落ちつかせる効能があるのかどうか知りませんが、私にとっては、有効に働きました。
再度、私は「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」に行きました。
2階のフィッティングルームに上がって、誰を呼ぶでもなく、ただボケーっと座っていました。どうして戻ってきたんだろうという気持ちもあり、気分は穏やかではありません。
この店で、唯一気遣いを見せてくれるタイ人マネージャーが近づいてきました。「一着の方のスーツは出来上がっているけど、持って帰りますか?」と。
私は、「今日は、そういう気分じゃない」ということを、何とか伝えようと、タイ語で頑張っていたら、日本人担当者が、私のところに寄って来ました。そして、「えーっと、どうしましたかぁ?」と言いました。
私は、出来るだけ言葉を選んで話をしました。正直、正確な内容は覚えていませんが「今日は、本当に残念だ。どうして、前回と全く一緒の状態のスーツを、私はフィッティングしなければいけないんだ。しっかりと、私は対応してもらえているのか」というような内容だったと思います。
伝えたかった内容は、ほぼ正確ですが、口調が、もう少し激しいものだった可能性はあります。
※こちらが怒っているということを、認識してもらえない苛立ちってありますよね。私は、とにかく冷静に、何に怒っているのかについて、十分に伝えたつもりです。
日本人担当者は、「タイ人が勝手に予約を入れて、日曜日のフィッティングがあったので、私は何も知りませんでした。タイ人は、何でも、自分で出来ると思って。実は、日曜日に担当したのは、スーツとは関係の無い雑用をする人間だったんですよ。本当に、タイ人は。」
※私、こういうの本当にダメなんです。「タイ人だから・・・・」と言って、全てをタイ人が悪いと言う論調で、話を進めるひと。加えて、この日本人担当者から、私が思うところの「日本人」を感じたことなど、一度もないのですから、なおさらです。
私は、「とにかく、今日は、もう無理です。あなたの口から、今まで、一切の謝罪の言葉を聞いていません。自分でも、悪いことをしたという認識がないのでしょう。また、日を改めて、ご連絡するかもしれません。」と伝えて、店を出ました。
以上で、第4回のフィッティングまでの話は終了です。
このエントリーを書いている途中、大事件が発生しました。途中から、少し感情的な文章になっているのも、そのせいです。詳しいことは、エントリーを改めます。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
続きは「買うな危険!エンバシースーツ EMBASSY SUIT GALLERY その4」です。
私は、「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」を訪れました。初回の採寸を含め、これで5回目の訪問ということになります。
3回目のフィッティングで、第一ボタンの横に、妙なシワが出来ていることが気になっていて、それさえ解消されていれば、この日で最終日。ついに、スーツが完成するはずだった日です。
店に入ると、すぐに日本人担当者がいました。日本人担当者は、ノートに向かって何かを書いていました。彼が言うには「私のお客の予約を一覧にしたスケジュール帳を作ってるんですよ。」ということでした。
私が「いままで無かったんですか?」と聞くと、笑顔で「はい!」と答えられました。
※もう、細かなことに対して、気にする必要はないと私は思いました。なぜなら、この日が、最終日。スーツが完成し、この店に来ることもないのですから。
日本人担当者とともに、2階のフィッティングルームに行きました。タイ人女性が、私の発注している2着のスーツと、シャツ3枚を、フィッティングルームの前のハンガーに掛けてくれます。
フィッティングルームに入り、私はスーツを着ました。1着目は問題なし。あともう1着の方が、前回、妙なシワが気になっていた方のスーツです。
スーツを着た私は、強烈な既視感に襲われました。いわゆるデジャブーってやつです。スーツの第一ボタンの横に、前回と全く同じシワが入っていました。
扉を開けると、日本人担当者が「どうですか?」と話しかけてきました。私は、「先日のフィッティングのときと、全く違いがないのですが・・・・」と返しました。日本人担当者は「はぁ、そうですか?」のような浮かない返事をするので、私は、少し強めに「前と全く変わらないんですよ!」と言いました。
日本人担当者は、オーナー(つまり、イギリス人テーラー)を呼びに、階下に行きました。タイ人テーラーが、スーツに直しを入れようとするので、触らないで待つように頼みました。
10分ほど経って、イギリス人テーラーが来ました。前回も書いたとおり、これまで1度たりとも、私のスーツに触れたことがない彼が、このとき、初めて私のスーツに触りました。
イギリス人テーラーが、ひと通りチェックしてから言いました。「どうして、こんなところが妙にゆったりしているの?私の趣味じゃないね。」
※この言葉から分かるのは、私のスーツが作られる過程で、このイギリス人テーラーが、一切、何も関わっていないということです。こういうのを「イギリス人テーラーの店」と言うんですね。
フィッティングを何度も繰り返すのは、私自身、決して苦痛な作業ではありません。自分の気に入ったスーツを作る為には、絶対に必要な行為です。ただ、前回より今回、今回より次回と、指摘した箇所が修正されていればの話です。
日本人担当者に対して、このような内容のことを伝えたように思います。
そして、試着したスーツを脱ぐ為、私はフィッティングルームに入り、改めて、鏡でスーツを見ました。このシワさえなければ、今日、持って帰ることが出来たのに、本当に残念。
普段着に着替えて、フィッティングルームの扉を開けた私は、驚きました。フィッティングルームの前が、無人!!
別に、スタッフ一同が並んで、いつ出てくるか分からない私の着替えを待てとは言いませんが、不快感をあらわにした私が着替えているのですから、ひとり位は、出迎えてくれてもよさそうなものです。
フィッティングルームを出て左手の奥のほうに奥行きがあるのですが、そこに日本人担当者がいました。日本人担当者は、満面の笑みで、タイ人スタッフたちと談笑していました。
※私は、もう呆れました。ただただ、呆れました。
スーツの完成を諦め、私は帰宅することにしました。
「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」から出て、右手に70メートルほど行くと、バンコクの主要道路のひとつであるスクムビット通りがあり、その通りを渡ると、スターバックスがあります。
私は、このスターバックスの前で、たばこを吸いました。
たばこを吸って、少し落ち着くと、既に支払ってある商品代金や、ここ数日、楽しみにしていたスーツのことが気になり始めました。たばこに、ひとの気分を落ちつかせる効能があるのかどうか知りませんが、私にとっては、有効に働きました。
再度、私は「エンバシースーツ (EMBASSY SUIT GALLERY)」に行きました。
2階のフィッティングルームに上がって、誰を呼ぶでもなく、ただボケーっと座っていました。どうして戻ってきたんだろうという気持ちもあり、気分は穏やかではありません。
この店で、唯一気遣いを見せてくれるタイ人マネージャーが近づいてきました。「一着の方のスーツは出来上がっているけど、持って帰りますか?」と。
私は、「今日は、そういう気分じゃない」ということを、何とか伝えようと、タイ語で頑張っていたら、日本人担当者が、私のところに寄って来ました。そして、「えーっと、どうしましたかぁ?」と言いました。
私は、出来るだけ言葉を選んで話をしました。正直、正確な内容は覚えていませんが「今日は、本当に残念だ。どうして、前回と全く一緒の状態のスーツを、私はフィッティングしなければいけないんだ。しっかりと、私は対応してもらえているのか」というような内容だったと思います。
伝えたかった内容は、ほぼ正確ですが、口調が、もう少し激しいものだった可能性はあります。
※こちらが怒っているということを、認識してもらえない苛立ちってありますよね。私は、とにかく冷静に、何に怒っているのかについて、十分に伝えたつもりです。
日本人担当者は、「タイ人が勝手に予約を入れて、日曜日のフィッティングがあったので、私は何も知りませんでした。タイ人は、何でも、自分で出来ると思って。実は、日曜日に担当したのは、スーツとは関係の無い雑用をする人間だったんですよ。本当に、タイ人は。」
※私、こういうの本当にダメなんです。「タイ人だから・・・・」と言って、全てをタイ人が悪いと言う論調で、話を進めるひと。加えて、この日本人担当者から、私が思うところの「日本人」を感じたことなど、一度もないのですから、なおさらです。
私は、「とにかく、今日は、もう無理です。あなたの口から、今まで、一切の謝罪の言葉を聞いていません。自分でも、悪いことをしたという認識がないのでしょう。また、日を改めて、ご連絡するかもしれません。」と伝えて、店を出ました。
以上で、第4回のフィッティングまでの話は終了です。
このエントリーを書いている途中、大事件が発生しました。途中から、少し感情的な文章になっているのも、そのせいです。詳しいことは、エントリーを改めます。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
続きは「買うな危険!エンバシースーツ EMBASSY SUIT GALLERY その4」です。
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