カキ殻むきナイフが違法!?
ダガーナイフなど両刃のナイフの一部を規制する改正銃刀法により、カキの殻むきナイフが回収されていたことが発覚。心配されていた弊害が実際に起きたことで、ネット上でも反響を呼んでいる。
2月5日に施行された改正銃刀法では、ダガーナイフなど刃渡り5.5センチを超える両刃の刃物の所持が、新たに禁止となった。これは、秋葉原連続殺傷事件でダガーナイフが凶器として使われたことがきっかけといわれている。しかしカキ殻むき用ナイフや蜂蜜の採取用ナイフなど、業務用ナイフの一部も規制されてしまうことが心配されていた。
今回、明らかになったのはカキ殻むきナイフが実際に規制対象となり、回収されていたこと。岩手日報によれば、県警は県内の漁協や飲食店、量販店などから10本余りのカキ殻むきナイフを回収。しかも「(規制の)基準があいまい」で民間業者が自ら判断できないという。
ネット上には、「なんでもかんでも規制しすぎ」「包丁まで規制されそう…」「だからこそ、『こういう規制は慎重に』ということが政治家にはわからないのか」と、今回の規制を問題視するコメントが殺到している。
最近では過剰な規制による経済不振、いわゆる“官製不況”が指摘されている状況があり、今回の規制も現実離れした“悪法”と見ている人が多いようだ。
(秋井貴彦)
■参考サイト
岩手日報
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