日本経済新聞社の推計によると、第45回衆院選の投票率(小選挙区)は最終的に69%前後となり、現行制度で過去最高だった前回(2005年)の67.51%を上回る見通しだ。総務省が発表した午後7時30分時点の中間投票率は53%と前回を2.65ポイント下回っているが、期日前投票者数が前回より56.03%増加したことで、全体の投票率を押し上げた。
投票率は中選挙区制の時代は最低でも67%以上あったが、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降は50%台から60%台前半と低迷。小泉政権下の「郵政解散」による前回の衆院選は自民党の「刺客」騒動などで有権者の関心が高まり、現行制度で過去最高となっていた。
(30日 21:36)