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衆院選:福田衣里子氏「歴史が動いた」クマ退治…長崎2区

当選が確実になり、花束を手にバンザイする福田衣里子氏=長崎県諫早市小川町で2009年8月30日午後11時3分、金澤稔撮影
当選が確実になり、花束を手にバンザイする福田衣里子氏=長崎県諫早市小川町で2009年8月30日午後11時3分、金澤稔撮影

 ◇長崎2区  

 元薬害肝炎九州原告団代表で民主新人の福田衣里子氏(28)が長崎2区で、10選を目指した自民前職の元防衛相、久間章生氏(68)を破り初当選した。

 福田氏は長崎県諫早市で支持者を前に「歴史が動きました。日本は変わります。精いっぱい皆さんと共に生きていきます」と笑顔で語った。

 「エリーのクマ(久間)退治」。07年に原爆「しょうがない」発言で防衛相を辞任した久間氏に、薬害肝炎被害者の福田氏が挑んだ選挙戦はそう呼ばれ、全国有数の注目区となった。

 福田氏は当時の小沢一郎代表から要請を受け、昨年9月に出馬表明。小沢氏の指示で、軽自動車で路地裏まで回り、人口数百人の離島にも3度渡るなど、きめ細かい運動で浸透した。「被爆体験を語る皆さんの思いは、生き残った者の使命。私も(薬害から)生き残った者の怒りと願いからここに立っています」。直接の批判を避けながら、久間発言との違いを強調する演説も奏功した。

 危機感を強めた久間氏は13年ぶりに地元に張り付いたが、医師会の一部が初の自主投票とするなど強固な地盤がほころびをみせた。「経験と実績を利用して」との訴えも届かなかった。【錦織祐一】

毎日新聞 2009年8月31日 0時13分(最終更新 8月31日 0時21分)

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