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春分:79日目 夏至:172日目 秋分:266日目 冬至:356日目 |
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先日、25日夜に朝日カルチャーセンターで行われた、鼎談講座「ヱヴァ」をめぐって − あれから14年の手元のメモと記憶によった簡易レポートです。
講座内容
テレビ放送から14年、今夏「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開されました。今、ヱヴァをめぐって何か起きているのか。14年の間に起きた変化とは。「大人になる」こととは何か。本作をきっかけに出会った3人が語ります。
実際の内容を振り返ると、この「大人になることとは何か」「作り手が、受け手が、大人になることで何が変わったのか」というのが一番重要なテーマのはずで、(伊藤剛さんはなるべくそっちに振ろうとしていましたが)でもちっともそういう話にならなかったのはモッタイナカッタですね。
「私達はこんな大人になりました」っていうのは自分側からあまり語りたくないようなことなんでしょうか。
個人的には、トミノが大人に(まるく)なり……、そして庵野さんも大人になり、っていう変化が今年代のアニメ界で最大の事件性だったと思うのですけどね。
……と、簡易レポートのはずが、指摘(しかもかなり結論)から始めてしまいましたが、以下、講座の箇条書きです。
主催側が録音しているかどうかわからないのですが、個人的なメモと記憶による再現であることを重々ご承知ください。文責は筆者にあります。
要約すると、「崩壊していて狂っていた旧エヴァはとにかく事件性に満ちていて、でもそんな狂気を感じられない新劇場版は評価する気になれない(そういう作品には素晴らしいとだけ言っておけばいい)」という雰囲気の東浩紀と、「旧エヴァは庵野さんが凄いことをやっていたのがわかったけど、今回の庵野さんは何をやってるのかわからない以上、自分には語りにくい」と正直に述べる竹熊健太郎に押される形で、あまりヱヴァ破そのものの問題には踏み込まない講座でした。
途中、漫画家の西島大介が乱入したり、鶴巻監督についても言及すべき、といった流れもありましたが、その時はメモを取っていなかったので、どのタイミングの発言だったのか思い出せません。
ちなみに、東浩紀の言う「ヱヴァ破の物語」に関するぼくの反論は、簡単には以下のように述べられます。
正直なところ、竹熊・東の両氏にとって、新劇場版について言及するのは「今回で一区切り」にしたい、というくらいの気持ちのようで、これ以上の語りを要請する必要は特に無いと言っていいかもしれませんね。
重要なのは、彼らに語らせることではなく、「彼ら以外の語り」をもっと促進させることだろう、という思いを今回新たにしたのですが、いかがでしょうか。
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