今回は「プロジェクトX」の今後の展望についてまとめてみたいと思います。
本プロジェクトの要点をここでもう一度再確認したいと思います。
1)すべての人々の基本的な「衣食住」を保証するシステムであること
2)大々的に宣伝したり他のシステムを否定することなく、自然発生的に普及するものであること
3)国、組織、企業、集団などではなく、一貫して個人主導のプロジェクトであること
4)人のためだけでなく、この地球に生きるすべての存在のためのプロジェクトであること
5)日本の脱皮、新生、変容の触媒となるものであること
お伝えしたかったことは以上です。
ただし、一番大事な点についてはまだ触れていません。それは
「衣食住」が満たされて「自由」が手に入ったら何をしたいか?
という問題です。言い換えれば次の問いになります。
「本当の自由が手に入ったときに何をしたいのか?」
これは想像以上に本質的な問題だと思っています。
なぜなら、今回のプロジェクトをいろいろな人に説明し、それなりに納得した人が最初に発する問いだからです。
私の見るところ、まだまだ多くの現代人が「マトリックス」(=幻の世界)の中で夢うつつのように生きているように見えます。
その一方で、心身の浄化が進んで、現代の物質文明の洗脳が解け始めている人もしだいに増えています。
「プロジェクトX」は、既存のシステムを何も否定しないし、何かを破壊して創造するわけではありません。
単に、多くの人が心の奥底で感じている願いを現実の形として世に出すための触媒にすぎません。
歴史の転換期というのは、あとで振り返って初めて分かるものだと思います。
トヨタ、ソニーなどの世界的な大企業が大幅な赤字となり、「百年に一度」という経済危機が叫ばれている今こそ、新しいものが芽吹く時代になりつつある気がしてなりません。
上記の問いに対する私の答えです。
「本当の自由が手に入ったときに何をしたいのか?」
⇒問い自体が無意味。「したいこと」と「したくないこと」の区別は何もない。
私に言わせれば、そもそも「自由になったら何をしたいか?」という問いそのものが、まだ物質文明の洗脳が解けていない証拠です。
人は生まれながらに幸せであり自由なのです。
何かしたから幸せになったり、自由になるわけではありません。また逆に、何かしないと不幸になるわけでもありません。
何か特別なことをしなくても、存在していること自体が素晴らしい奇跡であると思います。そして、この世界のすべての存在に宝石のような輝きを感じます。
ですから、私自身は「したい」と思うことは1つもありません。なぜなら、日常の朝起きてから寝るまでのすべてのことが「したいこと」だからです。
今生きている日常をしっかり味わうのが至福の時間そのものともいえます。極端な話、明日、天寿を全うしたとしてもまったく悔いはありません。
今したいこと=今していること=これからすること=過去にしたこと=在りのまま=生きること=歩むこと=日常の旅
もちろん、日常の旅の中では、特にお気に入りの「風景」というのはたしかに存在します。
私にとっての今日の極上の幸せは、庭に蒔いた「菜の花」のタネが芽吹いたことでした(一番上の写真は昨年咲いた花)。
ほんの些細なことですが、昨年咲いた花の命の結晶から、新しい命が芽吹いたことに新鮮な感動を覚えました。
すべての人にとっての自由と幸福は、将来の出来事や努力の結果として手に入るものではなく、何気ない日常の「今・この瞬間」に在ることに気づいていただきたいと思います。
追伸:
本シリーズは今回で終了です。長い間、お読みいただきありがとうございました。身辺が多忙をきわめているため、今後しばらくは楽天ブログを中心に更新したいと思います。
前途洋々の航海ブログ
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