さまざまな水を入れたコップで、植物の葉(ミカンの葉)がどれだけ長持ちするかを確かめるという単純な実験です。
雨水や水道水など、10種類の水を用意しました。1つのコップに3枚の葉を入れました。念のため、同じ水を2個のコップに用意しました。
つまり、
10種類の水×3枚の葉×コップ2個ずつ=60枚のミカンの葉
を観察したことになります。
これらのコップは、室内の直射日光の当たらないところで保管しました。
1週間の観察結果によると、植物にとって良い水は以下の順位でした。
1)ペットボトルの天然水(南アルプス天然水)
2)雨水
3)天然水ミネラル麦茶
4)浄水器を通した水道水(=浄水)
5)液体肥料を入れた浄水
6)生の水道水
7)生の水道水(ソーラ水)
8)水道水+砂糖
9)水を一切やらない
10)中性洗剤入り水道水
1)〜3)までの差はごくわずかでした。いずれも天然水がまじっているせいか、1週間経ってもほとんど枯れませんでした。
意外だったのは3)天然水ミネラル麦茶(市販ペットボトル)です。4)の水道水よりも良好なのは、やはり天然水成分が含まれているからなのかもしれません。浄水器などを使ってどんなに人工的に安全性を追求しても、やはり天然のものにはかなわないようです。
5)は「切り花が長持ちする」という液体の化学肥料ですが、やや枯れが目立ちました。やはり人工的なものはダメなようです。
6)〜10)は顕著に順位が出ました。
6)と7)は同じ水道水ですが、7)は太陽の光に5時間ほどあてたものです。いわゆる「ソーラ水」と呼ばれているものです。
太陽光にあてた「ソーラ水」は植物や人間の体に良いとされていますが、実際はほとんど変わりませんでした。むしろ、太陽に当てない水道水のほうが植物が生き生きとして見えました。
人間の体ではまだ分かりませんが、少なくとも植物にとって「ソーラ水」は思ったほど(顕著に)良いものではないことが分かりました。
「ソーラ水は人体にも植物にも良い」と言われますが、そうしたことを鵜呑みにせず、やはりきちんと科学的にデータを検証することが大切だと思いました。
8)の砂糖水は、切花の延命措置として利用することがあるのですが、さらに悪い結果となりました。
9)のように水を一切やらないと2日ほどで枯れ始めました。やはり水は生命の基本です。
10)はわずか1日で腐り始めました。驚くべきことに、水に触れた部分から赤茶けてきました。1週間もするとどす黒く変色しました。
比較的毒性が弱いとされている食器用の中性洗剤ですらこの結果です。昆虫を死に至らせる農薬や食品添加物などの毒性は、考えただけでも恐ろしくなります。
ちなみに1週間以上経って、最後までほとんど枯れなかったのは「1)ペットボトルの天然水」「2)雨水」でした。両者とも、ほとんど区別できないほど青々としていました。
やはり自然のサイクルで作られる天然水や雨水こそが、植物にとって最も適していることが分かりました。
小学生の長男も、この結果にはかなりの衝撃を受けたようです。
「これから学校の水道水は飲まないで、プール(雨水)の水を飲むよ!」と真顔で言っていました…。
追伸:
次回は「言霊」に関する科学的研究の結果をレポートいたします。まだ実験途中ですが、驚くべき事実が判明しつつあります!