現在位置:
  1. 2009総選挙
  2. ニュース
  3. 記事

各党首が最後の訴え 衆院選、31日未明までに大勢判明

2009年8月29日21時16分

印刷印刷用画面を開く

写真最後の訴えに耳を傾ける有権者ら=29日午後7時13分、東京都豊島区、細川卓撮影図拡大総選挙の議席目安

 第45回総選挙は30日投開票される。自公連立政権の継続か、民主党中心の野党による政権交代か、「政権選択」をめぐる真夏の攻防が決着する。選挙戦最終日の29日、麻生首相(自民党総裁)や民主党の鳩山代表ら各党党首は各地で「最後の訴え」を行った。31日未明までに大勢が判明する。

 麻生首相は29日夜、12日間の選挙戦を締めくくる街頭演説を東京・池袋駅東口で行い、「日本を守るのは自由民主党。皆さん方の暮らしを守るのも自由民主党。そして、日本の未来をさらに成長させて、より発展させていくのは自公連立政権だ」と訴えた。

 同じ時間帯に池袋駅西口で演説した民主党の鳩山代表は「どうせ一票投じたところで政治は変わらないと思っている方が多いかもしれない。今回だけは違う。皆さんの一票で政治の流れを変えることができる」と、政権交代への意気込みを語った。

 公明党の太田代表は東京都内で「定額給付金や高速道路料金の引き下げを実現し、景気がどん底の時にぶれないで手を打ってきた」と実績を強調。共産党の志位委員長は千葉県船橋市で「建設的野党である共産党が伸びてこそ、日本の政治をもっと前に動かす一番確かな力になる」、社民党の福島党首はさいたま市で「民主党の一人勝ちでは危ない。社民党が新しい政権の品質保証役になる」と訴えた。

 国民新党の綿貫代表は富山県南砺市で「日本が良くなればふるさとは良くなり、ふるさとが良くなれば日本が良くなる政治でなくてはダメだ」と主張。みんなの党の渡辺代表は横浜市で「この国の歴史の大改革をやらなければいけない。いかなる妨害にも負けずにこの国の歴史の転換をさせてください」、新党日本の田中代表は兵庫県尼崎市で「10年間の自公連立政権は福祉を切り捨て、教育を混迷させた。地域の経済が豊かな成熟を遂げるよう変えていくべきだ」と語った。

     ◇

 投票は原則として午前7時から午後8時まで。ただし、開始・終了時刻を繰り上げ・繰り下げしている投票所もある。投票所は、離島などで期日を繰り上げた87カ所を除く全国5万891カ所。17日時点の有権者は1億434万4170人。

検索フォーム