岡山放送局

2009年8月30日 9時9分更新

智頭急行が通常運行に


今月、岡山県や兵庫県で起きた土砂災害で、通常運行ができなくなっていた智頭急行は、復旧作業がほぼ終わり、29日から鳥取駅と岡山駅や関西方面を結ぶ特急列車の通常運行が再開されました。

通常運行ができなくなっていたのは、智頭急行の岡山県の大原駅から兵庫県の平福駅の区間です。
今月9日の土砂災害で、智頭急行の路線を通る特急列車は翌日から岡山駅と鳥取を結ぶ「スーパーいなば」が運休していたほか、関西方面と鳥取を結ぶ「スーパーはくと」もこの区間でバスの代替輸送が行われていました。
復旧作業はほぼ終わって、いずれも29日から通常運行を再開し、鳥取駅では、かばんを持った旅行客などが特急列車に乗り込んでいました。

岡山県の大学生は「鳥取に帰省した時は、特急列車を利用できなかったので、通常再開は嬉しい」と話していました。

また、鳥取駅に到着した特急列車の乗客は、「災害現場で岩が転がっているのを見た。大きな被害だったことがわかりました。」と話していました。