コンビニで売ってる商品のパッケージをテーマに「フロム・エー」誌上で書いていたものを集めてあります。商品の中身について書く人は多くても、その外装について書くのは割と珍しいのではないか、そしてそれはきっと包装過剰の現代消費文明に対する一つの批判的アプローチになりうるはずだ!と意気込んで始めたものの、予想通り表層的なたわごとになりました。商品の表面についてのコラムだからまぁそれでいいじゃん、ということです。(連載時期/98年2月〜98年9月)
第2回●値段の1/20、トランプ、呪文風…… 〜グリコ菓子の謎マークを検証、の巻〜
第3回●呪文的文字の裏に不敵なメッセージが! 〜グリコ菓子マークの謎を推論、の巻〜
第4回●トランプ印はメーカーの合理化思考の表れ 〜グリコ菓子マークの謎解明の巻・前編〜
第5回●経費節減の工夫が呪文文字を生み出した! 〜グリコ菓子マークの謎解明の巻・後編〜
第6回●先進のデュアル・オープン・システム! 〜亀田製菓・えびっぷりの開けっぷりの巻〜
第7回●燃えないゴミの増加防止に一陣のそよ風 〜サッポロ一番カップスターの紙容器の巻〜
第8回●看板娘ペコちゃんの顔にモザイクという大快挙 〜不二家・パワーメニューの巻〜
第9回●環境派をも恐れぬPETボトル開発表明 〜伊藤園「お〜いお茶」の自負、の巻〜
第10回●パッケージデザインで一本筋を通したチョコ 〜ニッポーシガレットタイプチョコ、の巻〜
第11回●デザインイメージを統一できなかった担当デザイナーのほろ苦さを想う 〜マクセルUDの外装フィルム、の巻〜
第12回●ガリガリ君のアイス仲間が紫外線カットケースを装着 〜アカギ・高原の味しぼりたて牛乳ソフトの巻〜
第13回●丁寧な注の裏から覗くくそたれ消費者批判魂 〜ヤマヨシ・塩ラーメン味ポテトチップスの巻〜
第14回●エアインチョコなのに気の入らぬ改名背景が 〜森永製菓・ほわほわチョコの巻〜
第15回●パッケージ界の問題児はオレンジ色の憎い奴 〜魚肉ソーセージの開け方の巻・上〜
第16回●「オレは所詮代用品さ…」屈折が彼を頑なにしたのか 〜魚肉ソーセージの開け方の巻・下〜
第17回●魚肉ソーセージ界に「開け方大革命」勃発! 〜輝かしきイージーオープン方式の巻〜
第18回●あの名容器菓子・ペッツにガムバージョンが登場? 〜ロッテ粒ガム&ガムケース・ガーコの巻〜
第19回●アルミ缶のボツボツで見えるキリンの気合い 〜缶ビールの点字表示の巻〜
第20回●食いかけアメの処理に困っているあなたに 〜ポータチャプスのケースの巻〜
第21回●「逆アポロ」の存在は箱裏に暗示されていた 〜明治アポロチョコのいやらしさの巻〜
第22回●紙の箱なのにカチッとくるクリック音が快感 〜森永パスティーユの開閉音の巻〜
第23回●懐かしい清涼菓子のフタが合体メカを身につけた 〜カバヤ・ジューCのキャップの巻〜
第24回●冷やすとネコに変身するゴマちゃん似のアザラシ 〜グリコ・コロンの温度感知シールの巻〜
第25回●ソープ選びにあれこれ迷いがちな男性に吉報! 〜日清食品・出前一丁カップのフタの巻〜
第26回●流れ星どもの侵略計画がついに明らかになった! 〜ケロッグ・星の野菜畑の物語の巻〜
第27回●コーラ風味のデザートに抜擢された人気動物とは? 〜森永乳業・コーラゼリーの巻〜
第28回●ガム界の常識を打破する片手取り出し可能ケース! 〜ブルボン・コミュニケースガムの巻〜
第29回●長野五輪金メダリストの美しいフォームを導入? 〜雪印・6pチーズの巻〜
第30回●カップめん界に紙容器採用の一大ムーブメント到来? 〜日清・チキンラーメンほかの巻〜
第31回●ドリンクのペットボトルに「ママレモン化」の波 〜日本コカコーラ・アクエリアスほかの巻〜
第32回●ドラえもんの復讐の念がフタに乗り移ったのか! 〜クラフト・パルメザンチーズの巻〜
第33回●女性のボディーを表現したのはコークだけじゃない! 〜なめ茸ボトルの好ましい形状の巻〜
最終回●発売34年でかっぱえびせんがカップえびせんに進化! 〜カルビーかっぱえび辛の巻〜