「ABCホーム」脱税事件で有罪判決を言い渡された元会長の結婚式に酒井被告夫妻が出席
およそ4億8,000万円の所得を隠したとして、法人税法違反の罪に問われている東京・港区の不動産会社の元会長に対し、東京地方裁判所は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。この会長が2005年に行った盛大な結婚式には、酒井法子(本名・高相法子)被告(38)夫妻も出席していた。
新郎に笑顔で駆け寄る酒井被告。
しっかりと抱き合い、そのまま持ち上げられると、ぐるりと1回転した。
その後、新郎は、酒井被告の夫・高相祐一容疑者(41)と抱き合った。
そして酒井被告は、新婦と抱き合った。
酒井被告は「わたしもすごく幸せな気持ちになりました。これからも末永くお幸せに」と話した。
この映像で、酒井被告と抱き合った新郎は、28日に有罪判決を下された不動産会社「ABCホーム」の元会長・塩田大介被告(41)だった。
東京の不動産会社「ABCホーム」の会長だった塩田被告は、およそ4億8,000万円の所得を隠し、およそ1億4,000万円を脱税した法人税法違反の罪で28日、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡された。
その塩田被告が2005年に行った盛大な結婚式には、各界の著名人が参加する中、酒井被告夫妻も参加していた。
結婚式出席者は「600人の人数で、ダンスパーティーと披露宴を一緒にしていた。国会議員も何人か来まして、俳優とか女優とか」と語った。
新郎新婦へのメッセージで、高相容疑者は「大ちゃん(塩田被告)、○○ちゃん、おめでとうございます。これからも、いつまでもお幸せに」と話していた。
また、酒井被告は「大ちゃん、○○ちゃん、いつもお世話になっております。2人は本当に最高で大好きです。同じ言葉ですけれど、どうぞ末永くお幸せに」と語っていた。
メッセージの途中には、2人で見つめ合い、笑顔を見せたり、同じジェスチャーを2人で行うなど、仲むつまじい姿も見せていた。
結婚式が行われたのは2005年7月で、およそ4年前の夏だった。
28日に起訴された酒井被告は「3〜4年前、夫に『疲れが取れるから』と覚せい剤を勧められた」と供述しており、くしくも、この時期と重なっている。
結婚式で、酒井被告は「大ちゃん、○○ちゃん、きょうは本当にご結婚おめでとうございます。お二人の素晴らしい愛のセレモニーを見せていただきまして、わたしもすごく幸せな気持ちになりました。これからも末永くお幸せに。そして早く大ちゃんジュニア、○○ちゃんの娘さんを見たいなと思っています。本当にきょうは、ありがとうございました。最後に一言...。『マンション買うならABC』って感じで」と話していた。
酒井被告は「最初は覚せい剤とは知らなかった。やめようとしてもやめられずに、だんだん量が増えていった。いったんはやめかけたが、昨年の夏に再び使い始めた」と供述している。
酒井被告は28日、覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴された。
24日には、7月5日に自宅で覚せい剤を使用したとして追送検されており、警視庁は、使用についての捜査を継続する方針。
(08/28 17:43)