家電量販のデオデオ(広島市中区)は、西区商工センターに「デオデオ商工センター店(仮称)」を出店する。商工センターの卸業者でつくる協同組合広島総合卸センター(234社)が建設する商業ビルに核テナントとして入る。来年10月の開業を目指す。
予定地は、大手のヤマダ電機テックランドアルパーク前店から約150メートルの距離。デオデオは「西区のシェアが弱く、以前から出店を目指していた」(同社幹部)。ヤマダ電機は来春、佐伯区に出店を計画しており、広島都市圏西部での家電競争が一層激化する。
広島総合卸センターが27日、市のガイドラインに基づき、出店内容や地域貢献活動を記した出店計画書などを市に提出した。計画書と同センターによると、商業ビルは6696平方メートルの敷地に鉄骨3階建てを建設。デオデオの店舗は2、3階で、計4852平方メートルを占める。
【写真説明】デオデオが出店する商業ビルの建設予定地(広島市西区)
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