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公立病院の医師不足など討議 '09/8/30

 公立病院の将来像を考える地域医療学会が29日、広島市中区の広島厚生年金会館であった。広島県内26の公立病院・診療所でつくる県国民健康保険診療施設協議会(平谷祐宏会長)などの主催。医療関係者たち約300人が参加し、慢性的な医師不足や経営悪化など地域医療をとりまく課題について意見交換した。

 パネル討議では「地域医療再生への道を求めて」をテーマに、県内の医療関係者たち7人が意見交換。全国国民健康保険診療施設協議会の山口昇常任顧問は、「医師不足を解消するためにも、幅広い患者を診察できる『総合医』を大学で育成するべきだ」と訴えた。

 医師不足で診療体制の縮小を余儀なくされ、経営が悪化するケースも相次ぐ。累積赤字を抱え、他病院との統合計画が進む三原市立くい市民病院の弘野正司院長が現状を報告。「経営効率だけを考えて再編を進めると、山間部の医療はいずれ崩壊する」と危機感を強めた。

【写真説明】地域医療の課題について意見を交わす医療関係者たち


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