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石田“会長の思い”背負い初の世界戦

 検診を受ける石田と後方で見守るアベンダーニョ=大阪市・JBC関西事務局
 検診を受ける石田と後方で見守るアベンダーニョ=大阪市・JBC関西事務局

 「WBA世界Sウエルター級暫定王座決定戦」(30日、大阪府立体育館第1競技場)

 石田順裕(金沢)が28日、大阪市内のJBC関西事務局で予備検診を行った。アベンダーニョを身長で11・5センチ、リーチで5センチ上回り「小さいなと感じた」と余裕の笑みを浮かべた。

 初の世界戦を前に「リラックスできている」と気負いはない。トランクスは新調するがデザインは前回と同じで、リングシューズは2年前から使っているものを着用する。自然体で大一番に臨む構えだが、ガウンだけは「会長が現役時代に使っていたものを着ます」。

 所属ジムの金沢会長は元東洋太平洋Sウエルター級王者で、世界ランク6位にも入ったが、世界戦のリングに立つことはできなかった。Sウエルター級の世界ベルト奪取は、会長の悲願でもある。石田は「同じ階級だし、会長も色んな思いがあると思う。会長ができなかった分、自分が」と決意を新たにした。

 今世界戦実現に向けベネズエラ、ドバイ、マイアミと世界中を駆け回った金沢会長は「やっと実現したチャンス。歓喜の涙を流したいね」と笑顔。まな弟子に積年の思いを託す。

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