世界は遠かった…升田TKO完敗
6回、暫定王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(右)にTKOで敗れた升田貴久
Photo By 共同 |
WBC世界フライ級暫定タイトルマッチは28日、タイ・チェンマイで行われ、挑戦者の升田貴久(30=三迫)は6回1分6秒TKO負けし、王座奪取はならなかった。初防衛に成功した暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(32=タイ)は、次戦で正規王者・内藤大助(宮田)―亀田興毅(亀田)戦の勝者との統一戦が義務付けられる。
プロ転向から苦節14年目で巡って来た升田の世界初挑戦は、ほろ苦いものになった。「ポンサクレックのパンチが頭に効いて、何も覚えていない。何となく風景を覚えているが、試合のことは覚えていない」。2回に左ストレートでダウンを喫し、迎えた6回。ポンサクレックの強烈な右ボディーで腰が折れ、最後は右アッパーで顔面を打ち抜かれてダウン。すぐにレフェリーが割って入り試合を止めた。これで日本人の海外での世界挑戦は28連敗となった。
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