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小中学校の教員、給食費未払い35人 東京・府中

2007年10月20日

 東京都府中市の市立小中学校で、教員35人が給食費を2〜5カ月間支払わず、市教育委員会が督促状を出していたことが分かった。未納の総額は約47万9000円。督促期限を過ぎても支払わず、校長の指示でようやく納めた教員もいた。市は昨年度も、給食費が未納だった129人の教員に督促状を出している。

 市教委によると、未払いがあったのは4〜7月の1学期分と9月分の給食費。教員は小学校で月3950円、中学校で同4300円を口座からの自動引き落としか現金の振り込みで月末に支払うことになっている。市教委が8月時点で確認したところ、35人が口座の残高不足などで2カ月以上未払いだったことが分かり、督促状を送った。うち3人はその後も未払いを続け、今月になって校長の指示などを受けてようやく払ったという。

 最長の5カ月間滞納した50代の男性中学教諭は「忙しくて銀行にいく時間がなかった」などと説明。35人の中には、昨年度も督促を受けた教員がいるという。

 市教委学務保健課の田中陽子課長は「PTAと学校、市教委が児童生徒の給食費の未納対策に取り組むなか、教員の未納は残念。保護者に対して申し訳ない」と話している。

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